火戸尻山〜鳴虫山

今日は、お手頃なロングコースの第9弾ということで、日光市小来川にある火戸尻山から鳴虫山まで周回してきた。

火戸尻山から鳴虫山まで歩けることは以前から知っていたのだが、ピストンではあまり面白くないし、ロングコースにもならないため長らく放っておいた。しかし、ネット上の情報により、火戸尻山へは南側からも登れるらしいことを知り、それなら県道277号を使って周回することが出来るということで、午前5時39分に「そば処山家」の手前にある駐車場を出発する。

事前学習によると、少々無理をすれば林道の途中にある駐車スペースまで車で行けるということであったが、先日の爆弾低気圧の影響か、林道の途中には倒木が目立ち、車の通行は当分不可能な様子。5時51分にその駐車スペースらしきところに到着し、標識にあった“展望歩道入口”の方向へ進んで行く。

2箇所の鹿除けネットを通過すると、ルートはジグザグの急斜面となり、それを上りきったところが“ねこ岩”(6時16分)と呼ばれる所。ここから先はずーっと尾根伝いに進んで行けば良いのだが、アップダウンは決して緩やかとはいえず、石碑(6時26分)を通過して、6時39分に火戸尻山の山頂(851.6m)に着く。

山頂の先は左手の視界が広がり、随分と大きくなった男体山の姿を楽しむことが出来るのだが、それも鞍部の伐採地(6時58分)までであり、そこからは踏み跡のはっきりしないルートを黙々と上っていくだけ。尾根の広くなる919ピーク(7時26分)の前後はちょっと方向が掴みにくいが、その先は鹿除けネット(7時41分)に沿って進んで行けば迷いようはなく、996ピーク(7時48分)から30分弱で鳴虫山(1,103.5m。8時15分)に着いた。

山頂で自宅に途中経過をメールしてから下山に取り掛かり、合峰(8時35分)〜独標(8時59分)を経て、9時28分に登山口まで下りてくる。その先は、あまりルートの確信も持てないまま、用水路の金網沿いに進んでいくと、9時49分、ようやく県道277号に出ることが出来た。

さて、あとは小来川まで舗装道路を下るだけと思っていたら、しばらくすると道は結構な上り坂となっていき、これは完全なる想定外。しかし、車はめったに通らないし、途中で猿の群れに2回も遭遇するなど、まあ、決して雰囲気は悪くない。ようやく斜面が下りに転じると、一部ジョギングなども交えながら、11時33分に駐車場まで戻ってきた。

ということで、GPSによる総歩行距離は21.0kmで、一応、目標はクリアできたものの、約半分が舗装道路歩きというのはやはり少々の後ろめたさが残る。帰路に三ノ宿山〜六郎地山を回れれば理想的な周回コースになりそうなのだが、そうすると体力のほうがちょっと心配かなあ。