キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー

今日は妻と一緒に谷川岳へ紅葉見物に行く予定だったのだが、昨日からお天気の方がいま一つということで急遽予定を変更し、家族で「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」を見に行ってきた。

我が家における“キャプテン・アメリカ”の認知度は、今年の英国旅行の際、マダム・タッソーで拝見した4Dアニメがすべてという何ともお寒いもの。しかし、そのナショナリズムの塊のようなイメージは相当強烈であり、我々外国人にも口当たりの良いように料理するのはなかなか大変だろうなあと思いつつ、映画館へ。

しかし、実際に拝見してみると、そのへんには十分気が使われているようであり、最初は子供向けの道化として登場させたり、また、彼の率いる精鋭部隊のメンバーを多国籍軍風にしてみたりと、あちこちに“アメリカ万歳”的な色合いを目立たせないようにする工夫が施されている。彼のブルーのコスチュームをアニメより落ち着いたトーンにしたのもとても良かったと思う。

まあ、内容自体は至極単純であり、アイアンマンの父親らしき人物が登場していたこと以外は改めて驚かされるようなこともなく、“この設定でどうやって続編を作るの?”といらぬ心配をしながら見ていたのだが、最後にしっかりと種明かしがあり、本編全体が来年公開される予定の「ジ・アベンジャーズ」という作品の予告編になっているとのこと。

ということで、その作品にはキャプテン・アメリカやアイアンマン以外にもマーベルコミックのヒーロー達が大挙登場するらしく、未見の「インクレディブル・ハルク(2008年)」のみならず、飛行機の中、ネボケ眼で見ただけの「マイティ・ソー(2011年)」もそれまでにしっかり見直しておきたいと思います。