今日は、友人と映画を見に行くと娘を映画館まで送り届けたついでに、俺も一人で「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」を見てきた。
既に完結している(?)X-MEN三部作の前日譚を描いたものであり、「スター・ウォーズ・シリーズ」における「エピソード1:ファントム・メナス(1999年)」みたいな位置付けになるのだろう。内容は、正義と悪のそれぞれのリーダー的存在であったプロフェッサーXとマグニートーとの若き日の友情と決別を描いている。
原作があることの強みなのかもしれないが、「エピソード1:ファントム・メナス」に比べるとストーリーはよく練られており、マグニートーが被っているヘルメットの秘密やプロフェッサーXが車イスに乗っている理由、それにセレブロの成立ちなんかが無理なくきちんと描かれている。
また、あの無口だったミスティークが、実は子供の頃からプロフェッサーXと兄妹のようにして育ったという事実はX-MEN初心者の俺にとってはちょっと衝撃的であり、このことを踏まえて前の三部作を見直してみると、また、違った印象が生まれるのかもしれない。
ということで、我が国における知名度を反映してか、俺には“スーパーマンやバットマンに比べればX-MENは格下”という先入観があり、これまでの三部作も軽〜い気持ちで見ていたのだが、本作を拝見させて頂いてこのシリーズの制作に携わっている方々の本気度というものが十分理解できた。次回作がとても楽しみです。