ザ・コレクション・ヴィンタートゥール

今日は、妻と一緒に宇都宮市美術館で開催中の「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」を見てきた。

スイス北部にあるヴィンタートゥール美術館の収蔵品が展示されている訳であるが、超有名な作品は含まれていないものの、ドラクロワ、コロー、モネ、ルノワールゴッホ、ルドンといった展示内容はなかなか豪華。新しいところでも、ルソー、ピカソ、ブラック、カンディンスキーといった巨匠たちの作品が並ぶ。

そんな中、今回、一番勉強になったのは、19世紀末から20世紀初頭に活躍した“ナビ派”と呼ばれる人々のコレクション。特に、4点の作品が展示されていたエドゥワール・ヴュイヤールの作風はとても興味深く、これまであまり意識したことの無い方であるが、これからはちょっと注意して彼の作品を見てみたいと思った。

ということで、ゴッホやルドンも良かったが、俺と妻が一番気に入ったのは、シスレーの「朝日を浴びるモレ教会」という作品。落ち着いた白壁の教会と抜けるような青空が印象的なとても気持ちのよい作品であり、お金があれば我が家の居間に飾っておきたいような作品でした。