仙人ケ岳

足利市の最高峰である仙人ケ岳に行ってきた。

午前9時36分、猪子トンネルを抜けた先にある岩切の有料駐車場(駐車料金300円)を出発し、登山口の入り口にある鳥居をくぐって歩き出す。最初は沢沿いのなだらかなコースが続いており、10時ちょうどに最初のチェックポイントである生満不動に到着。普通ならパスするところであるが、今日は駐車料金を支払うために小銭入れを持参していたので、お賽銭をあげて手を合わせた。

この先は比較的しっかりとした上りになるが、標識に記された地元小学生のメッセージに励まされながら、10時23分に熊ノ分岐に辿り着く。ここから山頂までは尾根歩きになり、分岐点の標識にあった「山頂まで20分」よりは若干早く、10時38分に山頂(663m)に到着することが出来たが、木立のせいであまり見晴らしは良くない。念のため山頂よりちょっと先まで行ってみたが、やはり多くは望めそうにないので早々に山頂を退散。

熊ノ分岐まで引き返すと(10時51分)、ここから猪子峠まではなが〜い尾根歩き(=標識による所要時間は90分)になるが、561ピーク(11時00分)のあたりからは左手が開けてくるため、松田川ダム方面の景色が良く見える。11時11分に宗の岳を通過し、11時22分に犬帰りに到着。

ここはこのコース唯一の鎖場であり、巻き道もあるようなのだが、今後のために慣れておいた方が良いかと思い、鎖を頼りに恐る恐る下りてみる。まあ、案ずるより産むが易しで、本当に鎖に体重を預けなければならないような場所は一か所だけであり、なんとか無事に下りてくることが出来た。

このあと511ピークで昼食をとり(11時43分)、猪子峠(12時23分。なるほど、ほぼ標識どおりだね。)を経由して、12時37分に駐車場に戻って来た。全体で3時間ちょうどのコースであるが、もう少し自宅から近かったら是非お散歩コースにしたかったくらいに歩きやすく、特に帰りの尾根歩きはとても爽快な気分だった。

しかし、実を言うと本日の最大の出来事は、歩きだして間もなく、遂に俺の苦手な例の生き物に遭遇してしまったこと! 山歩き中に出会ったのはこれが初めての経験であり、流石にショックは大きかったが、十分警戒していたので数メートル手前で気付くことが出来、おかげでそこで心が折れて引き返すというようなこともなく、まあ、思っていたよりは冷静に対処できたと思う。

ということで、例によってZEN Stone 2GBを持参した訳だが、今回は、妻に頼んで帽子の右側にちょっと大きめのボタン穴を開けてもらい、そこに付属のクリップを挟んで使用してみた。耳のすぐ近くなので音量をかなり下げても大丈夫ということで、周囲の方にご迷惑をおかけしないのが最大の利点。相変わらずフリーズは多いけど、当分はこのスタイルで利用することにします。