篠井富屋連峰

この冬の低山巡りの目標の第二番目である篠井富屋連峰を歩いてきた。

午前7時ちょっと過ぎに、宇都宮市の「こどものもり公園 冒険活動センター」の駐車場に到着。登山靴に履き替えて出発しようとすると、公園の入り口に「熊出没」のハリ紙がしてあるのに気付いた。いつ頃目撃されたのかは書かれていないが、ハリ紙自体がまだ新しそうなのでちょっと気を引き締めて、いざ出発。

事前にネットで調べたところ、多くの皆さんが“右手に丸い屋根の施設が見える場所の反対側にある登山口”を利用していたため、俺もそこから最初の目的地である榛名山を目指す。登山口のところには「榛名山 男山」と書かれた新しい標識があった。

このコースは、冒険活動センターに宿泊した小中学生も利用するコースということで、散歩代わりと甘く見ていたのだが、意外に傾斜はしっかりしておりちょっと息が切れる。決して特別険しい訳ではないんだけれど、ルートが直線的なため遊びが少ないっていう感じかなあ。

そんなコースを標識に従って榛名山(7時35分)、男山(7時45分)と辿り、8時1分に篠井富屋連峰最高峰の本山(561.6m)山頂に到着。ここはとても見晴らしの良い場所であるが、今日の天気がいまいちのため、男体山や高原山の山頂が雲に隠れてしまっているのが残念です。

次の飯盛山まではちょっと距離があるんだけれど、途中の標識を「下篠井登山口」の方向へ進んで行けば大丈夫。一度、平坦なところまで下った所に「こどものもり/飯盛山」と書かれた大きな標識があるので、ここを標識どおりに進むと8時42分に飯盛山山頂に辿り着く。ここの山頂の前後は登り降りとも急斜面なので注意が必要。

飯盛山を下って行くと舗装された林道に出るが、その先のT字路を右(東方向)へ進んでちょっと歩いていくと、間もなく林道の右手に「大畑林道登山口・青嵐峠・高舘山」と書かれた標識があるので、ここを登って行く。高舘山の山頂直前の標識は壊れていて字が読めないが、そこを左折して急坂を登って行くと9時21分に高舘山の山頂に着いた。

次の黒戸山へは、先ほどの壊れた標識のところまで戻って、そこを南に下る。途中、道の真中に数本の切り株があるところの三叉路を直進してしばらく進むと、9時41分に岩の露出した黒戸山山頂に到着。ここでちょっと早目の昼食にする。

さらに進んでいくと間もなく林道へ出るので、ここを地図の通りに“突き当ったら右折”で進んでいく。そろそろ最後の目的地である兜山への登山口があるはずと回りを見回しながら歩いていると、右手のカーブミラーに「かぶと山入口」というお手製の標識がくくりつけられているのを発見。その反対側にある小道に踏み入ると、数分で兜山の山頂(10時6分)に着く。

ここからは登って来た道を下って再び林道まで戻り、林道〜農道〜一般道を歩いて11時1分に「こどものもり公園」の駐車場に帰ってきた。途中から天候が回復してきたこともあって、快晴の中の低山歩きはなかなか楽しく、休憩時間を含めて4時間というコースは、冬場のトレーニング用にはちょうど良いのかも知れません。

ということで、兜山の登山口付近でも「熊出没」のハリ紙を見かけたため、今日のiPodは人里に下りてきてから駐車場までの間、Seals & Croftsのベスト物を聴きながら歩いた。Simon & Garfunkelの活動休止後に登場した数多くの男性デュオグループの中では、最も成功した部類に入るグループの一つであるが、ちょっと曲のアレンジがキツ過ぎてキワモノ的雰囲気が漂ってしまうあたりが欠点かなあ。