鞍掛尾根、リベンジ成功

先日、途中敗退した鞍掛尾根に再度挑戦してきた。

平日ということで、いつもより家でのんびりしていたため、森林公園の駐車場に着いたのは午前8時55分。先日歩いたばかりなので、富士見峠(9時37分)〜中尾根ルート分岐(9時58分)〜559ピーク(10時3分)までは何の問題もなくクリア。先週末に多くの登山客があったらしく、踏み跡も一段と濃くなっており、つい最近付けられたばかりと思しき目印も散見された。

前回コースを間違えた、494ピークの一つ手前のピーク(540級ピーク?)には10時27分に到着。この先の分岐点は、どうみても(前回間違えた)右手に向かう踏み跡の方がハッキリしていると思うが、今回はここを直進する。ちょっと急な下りの後、登山道が途切れていてヒヤっとしたが、大丈夫、ちゃんと左手の方向に巻き道が続いていた。

ここを降りて行くと、林道へ続くサブルートとの交差点を経て、10時48分に立派な境界石の置かれた494ピーク分岐点に辿り着き、このコースで間違いなかったことが確認出来てまずは一安心。さらに、次の431ピークまでは、踏み跡がしっかりしている上に数メートルおきに杭やペイントといった目印が沢山あるので、楽々といった感じで11時2分に431ピークに到着。ここからは、次の目標である480ピークやその先の鞍掛山の様子がよく見えた。

さて、431ピークの先も赤や青色のペイントは続いており、これに従って歩いて行くと次第に480ピーク手前の鞍部へと降りて行くが、何かちょっと様子がおかしい。立ち止まって周りを見回してみると、480ピークの見える方向が本来の位置よりも随分と北寄りにズレていることが判明。

念のため431ピークまで引き返し、地図とコンパスで現在位置を確認した上で、もっと北側へ向かうコースがある筈と思いながら再度歩き出すと、しばらくいった先のちょっとした岩場の左手に細い踏み跡を発見。半信半疑ではあったが、木の幹に描かれた青丸の目印を信じて下って行くと、植林地の鞍部を経て、12時1分、無事480ピークに着いた。(ここでお世話になった青丸の目印は植林地の鞍部までで、その先はちょっと古びた赤ペイントが目印。)

もう、ここからは鞍掛山は目と鼻の先であり、若干の空腹をキットカット一枚で誤魔化しながら歩き続けると、12時24分に遂に鞍掛山頂に到着。そこから5分という表示のある大岩の上で昼食にしたが、平日ということでここから見える景色を一人占めすることが出来、とても良い気分だった。

帰りは、大岩の先からの下山ルートを選び、午後1時11分に鳥居のある鞍掛山登山口に到着。そこからは林道を歩いて1時44分に出発地点の森林公園の駐車場に戻ってきた。途中、道に迷ったり、今後のために目印を写真に撮ったりしていたため、5時間弱程かかってしまったが、このコースは適度な変化もあってなかなか面白い。記憶が新しいうちに、もう2、3度歩いておこうと思った。

ということで、今日のiPodは、鞍掛山登山口からの長い林道歩きでRandy Newmanが1977年に発表したアルバム「Little Criminals」を聴いた。血筋のせいか、最近はすっかり映画音楽の大家のようになってしまったが、大ヒット曲である「Short People」を含むこのアルバムは何れも名曲揃い。実は、今、カート・ヴォネガットの「死よりも悪い運命」を読んでいる最中なんだけど、この二人ってどことなく似た雰囲気を持っているなあ、と思いながら聴いていました。


[追記 2009.3.1]
ここで「431ピーク」と記しているのは俺の勘違いであり、正しくは、431ピークの一つ手前にある小ピークのこと。実際の431ピークはこのときに間違った分岐の先にある。また、この分岐には小さな標識が立てられていることを後日確認した。