ブリヂストン美術館

「名画を見る眼」読了を記念して(?)、さっそくブリヂストン美術館に行ってきた。

常設展示室では、コローの「ヴィル・ダヴレー」、ルノワールの「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」、ルオーの「郊外のキリスト」、そしてピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」といった「迷宮美術館」第3巻で紹介されていた“折り紙付き”の名画が鑑賞でき、もうこれだけで入場料金800円(=安い!)の元は取れたような気分になれる。

さらに「名画を見る眼」でも紹介されていたレンブラント、マネ、モネ、ゴッホゴーギャンセザンヌ、ルソーによる数々の名画が並べられており、平日ということで客数も少なかったこともあって、本の解説を思い出しながらゆっくりと鑑賞することが出来た。

また、当日は「コレクションの新地平 20世紀美術の息吹」という企画展が開催されており、こちらでは様々な現代絵画が並べられていたが、カンディンスキーは何とか飲み込めたものの、正直、モンドリアン以降は???状態。かろうじて名前を知っていたのもクレー、ミロ、それとベン・シャーンくらいという有様で、まあ、いずれにしても抽象画関係についてはもうちょっと時間をかけて修行する必要がありそう。

ということで、企画展を見た後にもう一度常設展示室に赴き、“口直し”をしてから退出した訳であるが、とても満足度の高い美術館であり、次回は妻も連れて見に来ようと思いました。