古賀志山大周回

今日は、最早ネタ切れ感の強いお手頃なロングコースの第8弾として、古賀志山に連なる低山を周回してきた。

要するに、先日初めて歩いた馬蹄形縦走コースといつも歩いている鞍掛尾根を一緒に歩いてしまおうというもので、目標としている20kmには到底届かないだろうが、少しでも距離を稼ぐため、膳棚駐車場経由で時計回りに周回することにした。主要ポイントにおける通過時刻は次のとおり。

森林公園駐車場(午前7時30分)〜膳棚駐車場(7時55分)〜南登山口(8時14分)〜直登コース分岐(8時18分)〜古賀志山(8時30分)〜御岳(8時40分)〜三本松(8時54分)〜赤岩山(9時12分)〜篭岩(9時27分)〜西登山口(9時48分)〜444ピーク(10時12分)〜383ピーク(10時37分)〜鞍掛尾根合流(11時4分)〜494ピーク分岐(11時13分)〜431ピーク(11時33分)〜鞍掛山(12時8分)〜登山口(12時32分)〜駐車場(13時9分)

馬蹄形縦走部分は前回と逆周りだったのだが、444ピークへの上りは下りで使うときよりも踏み跡が見分けづらく、傾斜も予想した以上の急斜面。鞍掛尾根との合流については、薄い踏み跡と青テープを手掛かりに未知のルートを辿ってみた結果、前回よりもちょっと西寄りのところに出てしまった。

ということで、予想どおり、GPSによる総歩行距離は15.1kmと目標には遠く及ばなかったが、累積標高差は3,331.9mと、まあ、それなりに歩き応えのあるコース。今回は、10kgのウェイトを家に置いてきたのだが、ここでボッカ訓練をしたら相当のハードワークになりそうです。

 ジャックポット

1974年作品
監督 ロバート・アルトマン 出演 ジョージ・シーガルエリオット・グールド
(あらすじ)
町のポーカークラブを訪れたギャンブラーのチャーリー(エリオット・グールド)は、他の客から、同じテーブルのビル(ジョージ・シーガル)とグルだと因縁をつけられる。彼等はたまたま同じテーブルになっただけの他人同士であったが、その後、再び別のバーで一緒になったことから意気投合。そんなところを、先ほど因縁をつけてきた男に見つかってしまい、二人はボコボコにされてしまう….


ロバート・アルトマンが「ナッシュビル(1975年)」の前年に公開した作品。

チャーリーは正業を持たない生粋のギャンブラーであるのに対し、ビルの方は小さな出版社に勤めている普通のサラリーマン。しかし、チャーリーという格好の相棒が出来たことから生来のギャンブル好きが一気に暴走を始め、終いには借金で首が回らなくなってしまうというストーリー。

外見も対照的で、ただでさえ個性的なエリオット・グールドが演じているチャーリーに対し、ビルの方は相当に地味〜な印象であり、そこそこハンサムではあるものの、二人が初めて出会うポーカークラブのシーンでは、ずっと彼のことを単なる脇役だと思っていた。その後、放浪癖のあるチャーリーが突然姿を消してしまい、ここにきてようやく本作の真の主役はビルの方だってことに気付く始末。

まあ、本作のキーワードはおそらく“偶然”であり、ストーリーの方も相当に行き当たりばったりの内容なのだが、正直、ギャンブルとは縁遠い俺にとっては付いていけないところが少なくない。最後は、カジノで勝ち続けたことにより“何も感じなくなった”ビルが、チャーリーを残して一人で去って行くところで終わるのだが、こういうのがギャンブラーの感覚なのだろうか。

アルトマンは、この時期、「ロング・グッドバイ(1973年)」、「ボウイ&キーチ(1974年)※未見」そして「ナッシュビル」と名作を連発しているのだが、そんな中で、唯一本作だけが本邦未公開となっており、公開当時もあまり高い評価は得られなかったようである。

ということで、個人的な好みからいっても、これまで見てきた過去のアルトマン作品の中では、間違いなく本作が最低の出来。さすがの彼も、この後の大作「ナッシュビル」の準備に忙殺され、十分な時間が取れなかったのかもしれません。