雪の古賀志山 一番乗り失敗

今日は、昨夜の雪で白くなった古賀志山を歩いてきた。

ボッカ訓練にしようかちょっと迷ったが、どのくらい雪が積もっているのか分からないので、ザックからウェイトを取り出し、代わりに軽アイゼンとスパッツを入れて車で森林公園の駐車場に向かう。こんなときに山に登る人間がどのくらいいるのかちょっと不安だったが、途中、車道を走っている人もいたし、到着した駐車場には既に数人の方々が集まっていた。

待合わせでもしているらしい彼等を尻目に、さっさと山靴に履き替えて午前7時前に駐車場を出発するが、数センチ積もった雪の上には他の登山客の足跡は見当たらない。ひょっとして一番乗りできるかと半信半疑で北登山口に向かうが、釣堀を過ぎたところで後ろから走ってきた黄色いジャケットの方にあっという間に追い越されてしまう。

さらに、橋を渡った先で今度は下山してくる男性と出会ってしまい、一番乗りの夢は完全にアウト。まあ、ちょっと残念ではあるが、元々そのつもりは無かったので、ここからはいつものペースに戻り、雪景色を楽しみながら東稜見晴台〜山頂とゆっくり上って行く。

すると不思議なことに山頂から先のルートには足跡一つ付いておらず、どうやら先行者の方々は皆さん来た道を引き返していったらしい。折角なので、ここからは再びバージンスノーの上を御岳まで進み、無人の山頂から雪化粧の済んだ近場の山々を眺めた後、階段コースを使って無事下山してきた。

ということで、雪は多いところでも踝程度であり、持参した軽アイゼンやスパッツの出番は無かったが、久しぶりに静かな雪山気分を味わうことが出来た。次は、今話題の雲竜渓谷にも行ってみたい気がするが、一体いつ頃行くのが良いのでしょうか。

 アイアンマン2

2010年作品
監督 ジョン・ファヴロー 出演 ロバート・ダウニーJr、グウィネス・パルトロー
(あらすじ)
自らがアイアンマンであることを公表したトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)は、彼のアーマーを“兵器”とみなす合衆国上院委員会から公聴会への出頭を命じられる。他国がアーマーのコピーを製造することの危険性を指摘してその引渡しを求める委員会に対し、トニーは“彼等の技術力では5年は無理”と公言して大衆の喝采を浴びるが、その数日後、彼が参加したモナコGPに見たこともないアーマーが現れる….


ロバート・ダウニーJrが主演する「アイアンマン(2008年)」の続編。

そのアーマーは、スターク家に深い恨みを抱くイワン・ヴァンコ(ミッキー・ローク)が一人手作業で作り上げたものであり、両手のムチみたいな武器でモナコGPを疾走するF1カーを真っ二つに切り裂く様は、まさに圧巻。ここでの対決ではアイアンマンに変身したトニーが勝利を収めたものの、精神的に大きなダメージを受けた彼は、スターク・インダストリーズ社長の座を秘書のペッパー(グウィネス・パルトロー)に譲り渡してしまう始末。

彼は、肉体的にもアーク・リアクターのエネルギー源であるパラジウムの毒素によって刻々と体を蝕まれている状況にあり、前半はそんな主人公の苦悩というかダメ男ぶりが観客の笑いを誘う。ヤケになった彼が公衆の面前でアーマーの排泄物処理機能の実演を行うシーンは、ロバート・ダウニーJrならではの迷演技。

まあ、メインストーリーとなるイワンの復讐劇は比較的単純で少々物足りなくもあるのだが、本作では新たにトニーの秘書となる謎の美女ナタリーや彼の友人で銀色のアイアンマン・アーマーを身に着けて闘うローズ中佐といった魅力的なキャラが続々と登場するので、見ていて退屈するようなことは全くない。

しかも、彼等に扮しているのがスカーレット・ヨハンソンドン・チードルと、敵役のミッキー・ロークを含め、この手の作品としてはちょっと例がない程の超豪華ラインアップ。ナタリーとローズ中佐は、レギュラーとして今後も活躍してくれそうな雰囲気であり、早くも次回作を見るのが楽しみになってしまった。

ということで、このシリーズに登場する科学者たちは皆さん手作りがお得意のようであり、彼等が汗水たらして最新のハイテクマシーンを作り上げる様子が丹念に描かれているのが興味深い。特に、ヴィブラニウムというパラジウムに代わる新元素を合成するため、手作業で加速器まで作り上げてしまうトニーの手先の器用さは、まさに神業と言うべきでしょう。