雪の古賀志山 一番乗り失敗

今日は、昨夜の雪で白くなった古賀志山を歩いてきた。

ボッカ訓練にしようかちょっと迷ったが、どのくらい雪が積もっているのか分からないので、ザックからウェイトを取り出し、代わりに軽アイゼンとスパッツを入れて車で森林公園の駐車場に向かう。こんなときに山に登る人間がどのくらいいるのかちょっと不安だったが、途中、車道を走っている人もいたし、到着した駐車場には既に数人の方々が集まっていた。

待合わせでもしているらしい彼等を尻目に、さっさと山靴に履き替えて午前7時前に駐車場を出発するが、数センチ積もった雪の上には他の登山客の足跡は見当たらない。ひょっとして一番乗りできるかと半信半疑で北登山口に向かうが、釣堀を過ぎたところで後ろから走ってきた黄色いジャケットの方にあっという間に追い越されてしまう。

さらに、橋を渡った先で今度は下山してくる男性と出会ってしまい、一番乗りの夢は完全にアウト。まあ、ちょっと残念ではあるが、元々そのつもりは無かったので、ここからはいつものペースに戻り、雪景色を楽しみながら東稜見晴台〜山頂とゆっくり上って行く。

すると不思議なことに山頂から先のルートには足跡一つ付いておらず、どうやら先行者の方々は皆さん来た道を引き返していったらしい。折角なので、ここからは再びバージンスノーの上を御岳まで進み、無人の山頂から雪化粧の済んだ近場の山々を眺めた後、階段コースを使って無事下山してきた。

ということで、雪は多いところでも踝程度であり、持参した軽アイゼンやスパッツの出番は無かったが、久しぶりに静かな雪山気分を味わうことが出来た。次は、今話題の雲竜渓谷にも行ってみたい気がするが、一体いつ頃行くのが良いのでしょうか。