尾瀬ヶ原を周回で

今日は、妻と一緒にアヤメ平〜尾瀬ヶ原の周辺を歩いてきた。

天気予報によると今夏の酷暑もようやく一段落ということで、久しぶりに那須の三本槍でも歩いてこようと思ったのだが、妻のリクエストは去年歩いたアヤメ平から尾瀬ヶ原へ下りていくという周回コース。今年もキンコウカの花の時期は過ぎているだろうが、まあ、先日の富士山で頑張ったご褒美ということにして、午前7時前に戸倉の第一駐車場に着く。

さて、時期的には山野草の開花時期と紅葉との端境期に当たるため駐車場にはまだまだ余裕があり、あまり待たされることもなく乗合タクシーに乗り込んで鳩待峠に向う。昔と違ってタクシーは駐車場までしか入ってくれないが、まあ、その方が安全なのは間違いない。公衆トイレを利用させて頂いてから、7時25分に歩き出す。

しばらくは樹林帯の中の上りが続くが、これが思ったよりも時間がかかり、小一時間ほど歩いてようやく横田代(1860m。8時18分)に着く。しかし、この先からは視界が一気に広がり、中原山(1968.9m。9時6分)の手前からは富士山も眺められる等、気分は最高。アヤメ平のベンチ(9時18分)は満員だったので、富士見田代(9時33分)まで歩いてから小休止。

さて、ここからは長沢新道を使って尾瀬ヶ原に向うが、長沢頭(10時26分)から長沢(11時7分)までの区間は結構な下りであり、時計回りに周回していたら妻から苦情が出たかもしれない。しかし、長沢に架けられた橋を渡ってしまえば傾斜は再び緩やかになり、11時29分に着いた竜宮十字路で大休止。

上空には気持ちの良い青空が広がっており、丸見えの燧ヶ岳を眺めながら腹拵えをした後、12時3分に再出発。人影の比較的少ない湿原には白いイワショウブの花が目立つ程度だが、池塘に浮かぶヒツジグサでは早くも紅葉が始まっているようであり、緑から黄色へのグラデーションと白い花とのコントラストがなかなか良い感じ。

そんな景色を楽しみながらのんびり歩いたので、山の鼻に着いたのは13時23分のこと。ここで持参したインスタントコーヒーを飲みながら2度目の休憩をとり、再出発(13時45分)後はすっかり数の増えた観光客に混じって14時47分に鳩待峠まで戻ってくる。本日の総歩行距離は17.1kmだった。

ということで、初めて利用した「ほっこりの湯」は、まあ、湯船は予想したより小さかったものの、あまり混んでいなかったのでとりあえず無問題。途中、以前に試してとても美味しかった“とうもろこし街道”のとうもろこしを再び購入してみたのだが、帰宅後、妻に茹でてもらったその味はやはり絶品でした。