今日は、妻&娘と一緒に奥日光の戦場ヶ原を歩いてきた。
3連休の最終日は朝から梅雨明けを思わせるような好天となったのだが、一昨日、那須岳を歩いたばかりということで山歩きはお休み。そんな訳で、今日はおとなしく家族の買い物にでも付き合おうかと思っていたところ、妻が急に“戦場ヶ原を歩いてこよう”と言い出した。
実は、高尾山に続く娘の新たな課題として“乗鞍岳ハイキング”を近々予定しているのだが、数年前に購入した彼女の山靴が今でも使えるかちょっと心配であり、戦場ヶ原を歩いてみてその履き心地を確認してみようというのがその狙い。最初はあまり乗り気でなかった娘も、妻の説明に納得して、いざ、出発。
花のシーズンには観光客でいっぱいになる赤沼駐車場も今日はまだ余裕があり、そこに車を止めて午前9時43分に歩き出す。突然だったので、途中のコンビニで食料等を調達した以外、何の準備もしてこなかったのだが、まあ、とりあえず湯滝まで行ってみようということで、人影もそう多くない木道の上をのんびり歩いて行く。
周囲には、俺がかろうじて識別可能な山野草の一つであるホザキシモツケの花が大量に咲いているものの、ありふれているのか、地味すぎるのか、それを写真に収めようというカメラマンの姿はほとんど見当たらない。他の花の名前は分からないので、途中にあった看板を参考にして“イブキトラノオ”というのを憶えてみたが、さて、いつまで憶えていられるものやら。
コースの中程で一度ベンチに腰を下ろして休憩を取った以外はまじめに歩き続け、11時54分に湯滝に到着。舞茸天そばやあゆの塩焼き、豆大福で小腹を満たしてからバス停に向かい、12時40分のバスで赤沼駐車場まで戻ってくる。恒例の日帰り温泉は、そのバスの車窓から見かけた日光アストリアホテルを利用したが、値段(=@1,000円)の割には設備が古くさく、女湯の内風呂は熱すぎて湯船に入れなかったとのこと。
さて、これで本日のミッションは完了かと思ったが、再び妻から“英国大使館に寄っていこう”という提案があり、特に異論も無いので歌ヶ浜駐車場へ車を移動。そこから歩いて行ける英国大使館別荘記念公園は今月オープンしたばかりであり、規模的にはお隣のイタリア大使館同様、“まあ、1回行っとけばいいや”程度のものだったが、ビックリしたことがただ一つ。
それは2階のティー・ルームで提供される“アフタヌーンティー”であり、なかなか余所では食べられない本格的なスコーンをクロテッドクリームと一緒に味わうことが出来る。本場英国とは異なり、貧乏人の我々でも気軽な雰囲気でアフタヌーンティーを楽しめるというのは予想もしなかった大きな喜びであり、今後、行きつけになってしまうような気がした。
ということで、その後、娘は初めてというイタリア大使館別荘に立ち寄ってから無事帰宅。妻の気まぐれ(?)に付き合った形の一日になってしまったが、娘の山靴には何の支障も無かったようであり、最後は本格的なアフタヌーンティーで締めくくることが出来たということで、家族一同大満足の結果となりました。