ウィーン・ミュージカル・コンサートII

今日は、妻と一緒に、渋谷の東急シアターオーブで開催される「ウィーン・ミュージカル・コンサートII」を見に行ってきた。

レ・ミゼラブル」のおかげですっかりミュージカル・ファンになった妻が、“日本語ミュージカル”嫌い(?)の俺のために見つけてくれたのが、この公演。取上げられているのが知らない作品ばかりなのが不安だが、まあ、以前、DVDで見て感動した「レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート」の“ウィーン・ミュージカル”版みたいなものだろうということで、勇を鼓して会場へ向かう。

開演が午後5時30分ということで、築地で早めの昼食を取った後、サントリー美術館の「生誕250周年 谷文晁」展を見たり、コスモプラネタリウム渋谷に入ったりしてヒマを潰し、午後5時ちょっと前に東急シアターオーブのある渋谷ヒカリエに到着。

内容は、「ダンス・オブ・ヴァンパイア」、「ルドルフ」、「モーツァルト!」、「ロミオ&ジュリエット」、「レベッカ」そして「エリザベート」の6作品から数曲ずつが紹介されていくのだが、日本語字幕付きということで、初見でも各作品のテーマや雰囲気をそれなりに理解出来るのはとても助かる。

そして、何といっても素晴らしいのが出てくる皆さんの歌の上手さであり、女性2人(=マヤ・ハクフォートとアンネミーケ・ファン・ダム)、男性4人の俳優さんたちがいろんな役を演じてくれるのだが、そのどれもこれもが全て適役。特に、最後の「エリザベート」では、主人公を二人の女優さんが世代別に演じ分けてくれるという贅沢な演出を堪能することが出来た。

ということで、本編だけでも既にお腹一杯状態だったのだが、アンコール代わりの“アフターボーナスショー”では「レ・ミゼラブル」から“夢やぶれて”、“星よ”、“カフェソング”の3曲をドイツ語で歌い上げてくれて感無量。ラストの、マヤ・ハクフォートによる“私だけに”も素晴らしかったです。