大内宿&塔のへつり

今日は、母の日のプレゼントを兼ねて、妻と一緒に福島県の大内宿までドライブを楽しんできた。

ここは以前から妻のリクエストを受けていた場所なのだが、結構遠いのと混んでいる日は駐車場の確保が難しそうなのでずっと二の足を踏んでいた。しかし、今年は原発の影響で来客数が落ち込みそうということで、まあ、今の時期であれば被災地支援にもなって一石二鳥。無理を言えば娘にも付き合ってもらえそうだったのだが、とても女子高生に喜んでもらえそうな場所だとは思えず、結局、夫婦二人だけでの決行となった。

さて、ルートはカーナビ任せということにして自宅を出発すると、東北道を白河ICまで北上し、そこから南会津を目指して西進するルートを採るらしい。ところが、白河ICを降りてしばらく進んだところでそのルートは震災の影響により通行止めとなっており、その後、山間の狭い県道を延々と走らされてから、午前9時40分頃に大内宿の駐車場に到着した。

予想どおり駐車場は1/3も埋まっておらず、ちょっと寂しいかなあと思ったが、茅葺の古民家が建ち並ぶ方へ歩いていくとそれなりの人出であり、まずは一安心。古民家ではそれぞれお土産品を販売しており、それを冷やかしながらのんびり歩いていたところ、急ににわか雨が降ってきたので、店先で“きんつば”を売っていたお店に入ってそばときんつばを食べる。

俺は名物のネギそばにしたのだが、このネギがあまり辛くないため薬味としてはちょっと物足りない。一方、妻の注文したそばには薬味として大根おろしが付いており、こちらも辛味が足りないとのことであったが、まあ、そばの味自体は悪くない。また、きんつばというのは、一般的には今川焼きであったが、カリカリした表面がとても香ばしく、なかなか美味しかった。

しばらくすると、にわか雨も上がったようなので、通りの突当りの狭い石段を上ったところにある子安観音堂の先から大内宿の全貌を眺めた後、お土産をいくつか買って駐車場に戻る。この時間になると流石に駐車場は満車状態であったが、順番待ちをしていたのは数台程度であり、やはり観光客はあまり多くないらしい。

ということで、まだ時刻も早いので帰路は一般道を使うこととし、途中、以前から気になっていた「塔のへつり」に立ち寄ってみた。国の天然記念物に指定されているらしく、観光客もそれなりに訪れていたが、おそらくその迫力は(行ったことはないけれど)グランド・キャニオンの一億分の1くらい。しかし、入場料は無料なので、まあ、文句はありません。