菌類のふしぎ〜グレン・ミラー・オーケストラ公演

ディズニーシーの「ビッグバンドビート」がきっかけとなり、妻と娘もビッグバンド・ジャズに興味をもってくれた様子。それならば、ちゃんとしたコンサートに行ってみようということで、Bunkamuraオーチャードホールで行われる「グレン・ミラー・オーケストラ 〜伝説に生きる不滅のサウンド〜」を聴きに行ってきた。

コンサートは午後2時からということなので、それまでの間、国立科学博物館で開催されている「菌類のふしぎ −きのことカビと仲間たち−」でヒマつぶし。菌類という非常に地味〜な存在にスポットライトを当てた展覧会なんだけど、キャラクターに漫画「もやしもん」に登場する菌の皆さんを登場させたせいで、これがなかなかの人出。

当然、我が家もそのくちなので、実際の菌類の展示以上に、漫画家石川雅之の造形した可愛らしいキャラクターに注目だった訳だが、特に、会場のあちこちに石川自身が落書きみたいな形で描いたキャラが散在しており、これをディズニーランドの隠れミッキーみたいに探すのがとても楽しかった。

そうこうするうちに開演の時刻が迫ってきたので、渋谷のBunkamuraへ移動。3Fのイタ飯屋さんで軽く昼食をとってから入場した訳だが、既に客席はほぼ満席の入りであり、グレン・ミラーの根強い人気ぶりにちょっと感動してしまう。まあ、平均年齢が相当高そうなのは仕方のないところ。

午後2時、定刻どおりに「ムーンライト・セレナーデ」で開演。妻が頑張ってくれたおかげで、我が家は前から4列目のほぼ中央というベスト・ポジションで、「茶色の小瓶」、「真珠の首飾り」、「チャタヌーガ・チュー・チュー」といった名曲の数々を楽しむことができた。

オーケストラの陣容はサックスセクション4人、ブラスセクション6人にリズムセクションが3人、これにバンマスのラリー・オブライエンと曲によって男女2人のヴォーカルが加わるといったもの。そんな彼等の演奏は、もう、“これがプロ”っていう自信と安定感に充ち溢れており、安心して聞いていられるのが何よりで、妻も娘も大満足の様子だった。

ということで、途中に休憩時間をはさみ、「イン・ザ・ムード」等の3回のアンコールも含めてすべての公演が終わってみると、時計の針は丁度午後4時を指しており、改めて彼等のプロぶりを思い知らされた。

なお、帰りがけに表参道ヒルズに立ち寄り、スワロフスキークリスタルを使ったという「LUXURIOUS MOMENT Winter illumination」を見てきたが、こちらは思ったほど大したものではなく、娘にも不評だったのが残念でした。