ルーヴル美術館展〜TOKIO Live Tour 2008 SUGAR

春休み中の娘を連れ出して、家族で久しぶりの東京見物に行ってきた。


最初に行ったのは、上野の東京都美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」。
絵画も数点あったけど、主な展示品はルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットらが宮廷で使用したというロココ新古典主義による装身具や調度品の類。

展覧会が始まってから2ヶ月以上経っているにもかかわらず、女性客を中心に相当の人出であり、みなさん、可愛らしい嗅ぎ煙草入れなんかを熱心に見学していらした。絵画の方ではフランソワ・ブーシェ作の「ポンパドゥール夫人の肖像」が展示されており、彼女の現代でも十分通用する美貌にちょっと感動してしまった。ちなみに、最近はロココのことをロカイユと呼ぶらしい。


美術館を出た後、昼食を長男と一緒にとることにしていたので、待ち合わせ場所の上野松坂屋まで歩くことにした。折しも上野公園は桜が満開であり、途中、西郷さんの銅像の前で写真を撮ったりしながら花見を楽しんだ。

先に待ち合わせ場所に着いたので、長男の来るのを待っていたら、なんと茶髪に変身した彼が現れた。2ヶ月程前に自分で脱色したそうであるが、幸い(?)そんなにオカシイ出来ではない。そんな彼から、近くの洋食レストランで昼食を食べながら近況を聞いた訳だが、交友関係も含め、特に問題なくやっているようでまずは何よりでした。レストランの料理も美味しかったしね。

昼食後、長男も一緒に九段下へと向かった。靖国神社も花見客で一杯だったが、俺の目的はそこにある大村益次郎銅像の前で記念写真を撮ること。皇居にある楠正成像は数年前のはとバスツアーのときに行ったので、実はこれで“東京3大銅像”の前で家族写真を撮ったことになる。まあ、西郷像だけは長男抜きだけどね。


その後、コーヒー屋さんで一休みしてから、いよいよ本日のメインイベントである「TOKIO Live Tour 2008 SUGAR」の会場である日本武道館へ。着いたところで長男と別れ、3人で恐る恐る会場に入った訳だが、俺の予想どおり30代を中心に観客の平均年齢が割と高そうなのを確認して一安心。これなら、オジさんでもあまり肩身を狭くすることなくコンサートを楽しめそう。

そして、午後4時をちょっと回った頃、ほぼ定刻どおりにコンサート開演となったが、オープニング・ナンバーの「宙船」のイントロが始まると早くも観客は総立ち状態。俺達の周りにいた30代後半と思われるお姐さん方も立ち上がり、色とりどりのペンライトを手にして声援を送るため、“止む無く”といった感じで我が家も参加。

途中、15分くらいおしゃべりの時間があったので、この間だけは椅子に座れたものの、それ以外は立ちっぱなしであり、しかも、本日はツアー最終日ということでアンコールは3回計5曲に及び、終わったのはちょうど午後7時。普段から運動不足気味の娘は、最後は筋肉痛で足がヨレヨレ状態でした。

しかし、コンサートは、TVのバラエティー番組で見る彼等と同様にとても親しみやすい雰囲気であり、歌もおしゃべりもなかなか楽しかった。しかも、オーラスのアンコールでは、松岡クンの歌う「宙船」まで聴けたしね。妻も娘も喜んでくれたようで、このチケットを取るために20分余りも携帯から電話をし続けた俺の苦労も報われました。


ということで、今回の東京見物は結果的に相当ハードな内容になったが、それに見合うくらい十分楽しかった。そもそもこの企画は、娘の“有名人に会ってみたい”という話から始まった訳であるが、その第一弾にTOKIOを選んだのは我ながら大正解でした。さて、次は誰のコンサートにしようかなあ。