ハワイ旅行(第2日目) ハナウマ湾、シーライフパーク

昨晩、早寝した影響か、夫はまだ暗いうちに目が覚めてしまいました。しばらくすると妻も起きてきたので、ようやく明るくなりかけたワイキキ・ビーチを散歩しました。

この日、M家は「カウアイ島1日観光」の予定なので、朝一番で出発です。一方、N家は、午前中はハナウマ湾でシュノーケルを楽しみ、その後、シーライフパークまで足を伸ばす予定です。ハナウマ湾までは、いろいろな交通手段が考えられますが、慎重派の夫は最も間違いがないタクシーで行く方法を選択し、昨日、OLI OLI-phoneで頼んでおきました。

迎えに来てくれたタクシーの運転手さんは、日系2世というおじさんで、とても日本語が上手です。その上、ハナウマ湾までの道のり、「あれがソニーの盛田さんの別荘」といった具合にガイドもやってくれました。「帰るとき、よろしかったら電話してください」と名刺を渡されたので、その場でシーライフパークまでの足をお願いしました。

入園ゲートで料金を支払い、いよいよハナウマ湾でのシュノーケル開始です。夫はあまり水泳は得意ではないのですが、ここでなら足が立つところで熱帯魚が見られるというので、期待に胸は膨らみます。

まず、坂道を降りたところにあるお店でシュノーケル用のマスクと足ひれを借りますが、このときにクレジットカードを担保物件として差し出さなければなりません。勿論、JCBでも大丈夫です。夫が眼鏡をかけているのを見たお店のおじさんは、度付きのマスクを貸してくれました。

シュノーケル初体験ということで、見よう見まねでマスクと足ひれを付けて海に入ります。ヒザくらいの深さのところから魚がいますが、夫が期待しているようなきれいな魚ではありません。でも、そこから少し進むと、いました、いました、黄色や青色のお魚が!しかも、泳いでいるうちに次第に要領がわかってきて、長時間、顔を水中に付けたままでいられるようになり、足の届かないところにも行けるようになりました。

自然の熱帯魚を見られたことも嬉しかったですが、自分の力だけで自由に泳ぎ回れることに感動した夫は、子供達をほとんど妻に任せっぱなしにして、疲れ果てるまでシュノーケルに没頭しました。

長男は、最初「海水が冷たい」といって、砂浜で娘と遊んでいましたが、そのうち夫と一緒にシュノーケルを始めました。正直言って、泳ぎは夫より数段上手です。

娘は、ツァーのおまけについてきたお砂場セットで遊んでいましたが、せっかくなので浮き輪を持たせ、ちょっと深いところまで連れていきました。残念ながら、海面に顔を付けるまではいきませんでしたが、それでも「お魚がいた」と喜んでくれました。

途中でハンバーガーなども食べながら、お昼頃までシュノーケルを楽しみました。夫としては1日中いても飽きないところですが、このへんが潮時でしょう。水着を着替えてから、「Hanauma Bay Tram」に乗って駐車場に戻り、朝送ってもらったタクシーの運転手さんに電話すると、ちゃんと約束どおり迎えに来てくれました。

次の目的地は「シーライフパーク」です。

入園すると、まず水族館があり、そこを抜けるとお約束のイルカのショーをやっています。続いてペンギンや海ガメ、アシカなどのプールの他、船の模型を遠隔操作できる仕掛けやアスレチックなどの遊具も一通りそろっています。

ただし、(夫のように)八景島シーパラダイスのような巨大アミューズメント・パークを期待していると、ちょっとガッカリするかもしれません。敷地こそ相当広いものの、ここはもっと自然をそのまま生かした施設であり、あまり大きな構築物はありません。なぜかというと、ここから見られる海や山の景色がとてもきれいなんです!

そして、その美しい風景をバックに行われる「ホエラーズ・コープ」というショーが、ここの一番の見物でしょう。悪者に捕まった美女をイルカや小型クジラの活躍によって救い出す、というストーリー仕立てのショーで、海賊船の浮かんだ大きなプールの前で行われます。もちろん、まるっきりの屋外ですから、どこからでもショーは良く見えますが、日差しが強いので、帽子などの日除けは必携です。

最後に、お土産を買うところがあって、そこから園外へ出ます。ワイキキまでの帰りの足は「The Bus」かタクシーと考えて駐車場のほうへ歩いていくと、目の前に「OLI OLI」のバスが止まっています。行き先を見ると「Waikiki」。しかも、運良く空席があったので、これに乗せてもらいました。

帰りは、海側ではなく、山の中を通っていきます。途中、「ヌアヌパリ」に立ち寄ったり、運転手さんが(あまり上手くない日本語で)愉快な観光案内をしてくれたりと、結構楽しめました。しかも無料です。

ホテルに戻って、夕食は「ビレッジ・ステーキ&シーフード」。実は、このレストラン、ビレッジ内にあるにもかかわらず、妻がOLI OLI-phoneで予約しました。ここで試しに刺身を頼んでみたところ、熱帯魚のような白身の魚が出てきました。夫は、一瞬ハナウマ湾で遊んでもらった沢山のお魚さん達のことを思い出しましたが、まぁ、結局、おいしくいただきました。