ロープウェイで谷川岳

今日は、妻と一緒にロープウェイを利用して谷川岳を歩いてきた。

既に山頂の紅葉の見頃は過ぎてしまっているだろうが、“谷川岳”のネームバリューは妻にとっても魅力的らしく、意外にすんなりとOKが出る。ロープウェイを使って天神平まで上ってしまえば、オキノ耳までの往復は十分に彼女の“活動限界”以内の筈であり、午前7時を過ぎた頃に谷川岳ロープウェイ到着。快晴の今日は登山者の数も多く、駐車場の入口付近ではちょっとした渋滞も発生していた。

さて、身支度を調えてから登山届けを提出し、ロープウェイ搭乗口へ。ロープウェイを利用するのはこれが初めてだと思っていたのだが、妻の記憶によると長男が小さかった頃に家族で天神平まで遊びに来たことがあり、そのときにも利用したとのこと。そういえば、長男と一ノ倉沢出合で遊んだなあと遠い日々を思い出しているうちに天神平駅に到着し、8時丁度に歩き始める。

天神尾根を上りに使うのは俺も今回が初めてであり、スタート地点から見上げるオキノ耳までは意外に距離がありそうだが、まあ、3時間くらいかけてゆっくり行けば何とかなるだろう。スベリやすそうな木道に注意しながら熊穴沢避難小屋(8時51分)に到着すると、その先から本格的な上りが始まる。

何度か登場する鎖場は古賀志山よりずっと易しいので問題は無かったが、天狗の留まり場(9時38分)〜天神ザンゲ岩(10時12分)と続く長い上り斜面に妻が弱音を吐きそうになる。しかし、肩ノ小屋(10時27分)に着いて山頂が意外に近そうなことを確認すると気力が回復したようであり、トマノ耳(1963m。10時38分)を経て11時丁度にオキノ耳(1977m)に到着。天神平駅からの所要時間もキッチリ3時間だった。

山頂は人が多いので、ちょっと下ったところの岩場で大休止。スタート地点から見上げた白毛門の山頂が今は眼下にあることを知って、妻もそれなりの達成感を味わっているようであるが、俺の方は、今年達成した馬蹄形縦走に続く次の目標の一つである“谷川岳主脈縦走”のルートを目で追いながら持参した食料で空腹を満たす。

復路は来た道を引き返すだけであり、肩ノ小屋(11時56分)〜天神ザンゲ岩(12時8分)〜天狗の留まり場(12時38分)〜熊穴沢避難小屋(13時16分)と歩いて、14時11分にロープウェイの天神平駅着。ここまでほぼ予定どおりだったのだが、下りのロープウェイに並ぶ長〜い行列を見て吃驚仰天。係員の方の言ったとおり、約一時間待ちで駐車場まで戻ってくることが出来た。

ということで、恒例の日帰り入浴は“仏岩温泉 鈴森の湯”を利用。脱衣場が少々手狭なことを除けば、とても気持ち良く利用できる施設であり、ついでに併設されているレストランでちょっと早めの夕食を食べてから無事帰宅しました。