勝雲山から方塞山

今日は、妻と一緒に日光市鹿沼市の境界線上にある勝雲山周辺を歩いてきた。

前回の山歩きで「地蔵岳や横根山を頂点とする尾根繋ぎは今回を持って一段落」と書いたのだが、実は一箇所だけ歩き漏らしている箇所があり、それが勝雲山と方塞山の間。距離は短いし、ほとんど起伏もないということでなかなか食指が動かなかったものの、まあ、それなら妻と一緒に歩けるだろうと、午前8時半頃に勝雲山のすぐ東側にある無料駐車場に到着する。

身支度を整えて8時43分に出発。まずは勝雲山を目指して舗装道路を西に向かうと、間もなく右手に“勝雲山登山口”の標示(8時46分)があり、そこから階段状に整備された山道に入る。前回ここを歩いたのは7年前の12月のことだが、そのときは山名板や三角点を見つけられなかった記憶があり、今回も山頂らしきピーク上で周囲を見回してみたが、やはりそれらしきものは目に入らない。

しかし、最近重宝させてもらっているヤマレコ・アプリの画面によると山頂はもう少し先のようであり、さっきのピークのほうが明らかに高いのになあと訝しみながらそちらに向かうと、いとも簡単に山名板と三角点のセット(1322.1m。8時54分)を発見。7年前には周囲の笹薮ももっと繁っていたような記憶があり、おそらくその後に整備されたものなのだろう。

さて、ここからが今日の尾根つなぎのスタートであり、来た道を引き返して方塞山へと向かう。舗装道路は尾根筋のやや南側に付けられており、単独であればちょっと無理をしてでも尾根上を歩いただろうが、妻と一緒のときにいつもの几帳面さを発揮するのは禁物であり、おとなしく舗装道路を歩いて9時20分に“ようこそ横根高原へ!”の立派な看板の立つ分岐に着く。

ここから再び山中に入るが、牧場との境界柵に沿って続いている山道は明瞭であり、そこを妻のペースに合わせてゆっくり上っていく。残念ながら周囲の景色に春の芽生えを見ることはできず、やはり1300mを超える標高の影響は馬鹿にならないねえと話しながら9時46分に方塞山(1388m)に到着。これで足利市織姫神社からのルートが中禅寺湖まで繋がったことになり、妻に拍手で祝ってもらった。

山頂のベンチはとても静かであり、途中、単独女性が通過していっただけ。もう少し経てば井戸湿原のアカヤシオ目当ての観光客が増えるのだろうが、今日のところはほとんど貸切状態であり、のんびり休憩をとってから下山(10時17分)に取り掛かる。復路は往路を引き返すだけであり、10時54分に駐車場に戻ってくる。本日の総歩行距離は5.1kmだった。

ということで、もう少し春めいていたら前日光ハイランドロッジから象の鼻まで歩く予定でいたのだが、“これではねえ”ということでアカヤシオが咲くまで延期決定。代わりに古峯神社前のお店の温かいお蕎麦で冷えた体を暖め、途中にあった「創菓工房 松屋」というケーキ屋さんでお土産を購入してから無事帰宅しました。
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