緊急事態宣言明けの高山

今日は、妻と一緒に日光の高山周辺を歩いてきた。

14日付けでコロナウィルスの緊急事態宣言が解除されたことに伴い、封鎖されていた奥日光の県営駐車場も昨日から利用可能。勿論、それなりの警戒は依然必要だが、何度も歩いているこのコースなら事故等の心配も少ないだろうということで、ちょっと早起きをして午前6時半過ぎに滝上駐車場に到着する。

着いたときの上空は暗雲で覆われていたが、天気予報は上々のハズであり、傘を持たずに6時49分に歩き出す。駐車場の先客は2台だけだったが、山中にその持ち主の姿は見当たらず、懸念していた混雑状態は皆無。予想とはちょっと違ったが、これならソーシャルディスタンスの心配は無用であり、“髙山1.5km”の標識の立つ鞍部(7時18分)を経て、8時12分に高山(1667.7m)の山頂に着く。

着いたときには無人だったが、倒木のベンチに腰を掛けておにぎりを頬張っていると、単独の中高年男性と3人組の男性グループが相次いで到着。山頂は広いので密集を心配する必要はないのだが、にわかに吹き始めた強風のせいで周囲の気温は一気に低下してしまい、これは堪らんと8時30分に下山に取り掛かる。

さて、9時3分に中禅寺湖方面との分岐まで下りてくると、すっかり強風も収まったようであり、分岐を右折して小田代原方面に向かう。ここは2年前にも歩いているが、途中に広がる白樺林は我々夫婦お気に入りの場所であり、静寂に包まれた落ち着いた雰囲気の中をのんびり歩いて9時31分に車道に出る。

前回同様、そこを左折して小田代歩道入口(9時42分)から遊歩道に入ると、さすがにハイカーの姿が目立つようになってくる。マスクの着用率は半々といったところであり、我々もザックの中に入れてきたマスクを取り出そうかと迷ったが、結局、面倒なのですれ違うときに出来るだけ道端に寄ってソーシャルディスタンスの確保に努める。

しかし、そんな葛藤もしゃくなげ橋分岐(10時19分)までであり、そこを右手に入ると再び人の気配は希薄になる。正直、山歩きのときくらいはマスクから開放されたいが、実際の感染の危険性よりも同調圧の方が手強そうだなあと憂いながらしゃくなげ橋(10時31分)を渡り、10時45分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は8.6kmだった。

ということで、恒例の日帰り温泉は自粛させて頂き、「明治の館ケーキ・ショップ日光駅前店」に立ち寄ってニルバーナのチーズケーキ等を購入してから無事帰宅。実は、高山山頂までの所要時間が気になっていたので、このブログを書きながら確認したところ、これがまさかの1時間23分! これは前回(2018年)、前々回(2014年)と全くの同タイムであり、妻の“マイペースぶり”はちょっと驚異的だと思います。