飯能アルプス

今日は、休みを取って埼玉県にある“ご当地アルプス”の一つである飯能アルプスを歩いてきた。

このところ楽な山歩きしかしていないため体力の低下がちょっと心配。そんな訳で、持ち越しになっている“正月太りの解消”も兼ねてこのロングコースを選んでみたのだが、途中リタイアの可能性を考えると先に最高峰の伊豆ヶ岳を歩いてしまった方が無難であり、ちょっと早起きをして午前6時前に飯能駅近くのチケパ飯能駅前第3駐車場に到着する。

さて、飯能駅6時1分発の各駅停車に乗って正丸駅へ移動し、身支度を整えてから6時39分に歩き出す。最初は舗装道路を歩いていくのだが、平日にもかかわらず、前後には他の登山者の姿がチラホラ。土日営業の中丸屋(6時50分)通過後、6時58分に着いた分岐ではヤマレコで仕入れたルートどおり正丸峠方面に向かうが、どうやら大蔵山コースを選ぶ人の方が多いみたい。

舗装路が山道に変わると、次の旧正丸峠分岐(7時6分)では左方向を選び、最後は急階段を上るようにして7時23分に正丸峠に着く。ここからようやく稜線歩きが始まる訳であるが、ちょっとしたピークにはきちんと(?)巻き道が付けられており、まあ、若干の罪悪感はあるものの、今日の最大の目標は“完歩”なので有難くそれを使わせて頂く。

最初のピークである小高山(720m。7時38分)を通過して7時49分に五輪山(770m)に着くと、なんと山名板が地面に落ちており、う~ん、コロナウィルスの蔓延により開催が危ぶまれている東京オリンピックの行方を暗示しているのかもしれない。事前学習で調べておいた男坂女坂分岐(7時50分)はそのすぐ先にあった。

男坂の入口には「落石危険」の看板とロープが張られているが、それは立入禁止の趣旨では無いらしく、周囲に登山者の姿は見当たらないので落石の心配も無用だろう。そんなことを考えながら男坂の鎖場に取り付くと、足場はしっかりしているので鎖はお守りみたいな感じでどんどん上っていける。ただし、小石を落としてしまうのは避け難いため、前後に登山者がいる場合には自粛した方が良いかもしれない。

さて、岩場を乗り越えて女坂からのルートと合流すると伊豆ヶ岳(850.9m)の山頂はすぐそこであり、8時3分に到着。ちょっと風は強いものの上空は晴れており、のんびり一休みしたいところではあるが、先は長いのでそのまま歩き続ける。しかし、山頂からの下りは地面が乾燥しているためズルっと滑りそうであり、正直、男坂なんかよりずっと怖い。

その先もややオーバーユース気味ではあるが、登山道はきちんと整備されており、古御岳(830m。8時19分)~高畑山(695m。8時43分)と歩いていく。天目指峠(9時12分)の先からのアップダウンはちょっと大変だが、小さな鳥居(9時41分)を潜るとルートは寺院の敷地内に入ったようであり、9時47分に子の権現の本堂に到着する。

ここは足腰守護のご利益があるらしく、本堂の横には巨大なわらじや下駄が展示されている。それらを見学後、ベンチで一休みしてから再び歩き出すと売店の先で道は二手に分かれており、ちょっと迷った末に山道の方へ進んでみる。しかし、休憩所(?)の先で道は途絶えてしまい、分岐まで引き返して今度は舗装道路を歩いていくと、駐車場のような広場の先に吾野駅方面を示す標識(10時1分)が立っている。ルートはその反対側に続いていた。

道幅は狭くなるが、まあ、山道としては立派なものであり、するぎ(10時17分)~堂平山(10時41分)~板屋ノ頭(11時5分)と歩いていく。採石場付近では左手に視界が広がるが、お地蔵さん(11時15分)を過ぎると舗装された林道(11時20分)に出てしまい、そこをしばらく歩いていくと“前坂へ”の標識(11時24分)のところから再び山道に入る。

その前坂に着いたのは11時35分のことであり、ここから吾野駅方面にエスケープすることも可能だが、ここまで予定を2時間近く上回っているので引き続き先に進む。突如現れた青いフェンスに沿って急な斜面を下っていくと再び林道(11時49分)を横断し、そこから上り返して12時9分に大高山(493m)に到着する。

さすがに疲れてきたので山頂に腰を下ろし、菓子パン等を食べながら空腹を満たす。その先しばらくは見印らしきものが出てこなくなるが、ルートは依然明確であり、やがて「天覚山を守る会」の標識に導かれるようにして天覚山(445.4m。13時15分)に到着。ここまで来てしまえばこれから先に大したピークは存在しないハズであり、数名の登山者と共に山頂のベンチに座ってゆっくり休憩をとる。

さて、気分はすっかり“下山モード”であるが、13時40分に着いた東吾野駅多峯主山方面を示す標識は尾根を90度外れた方向を向いている。GPSに入れてきたデータがちょっと古いのかもしれないが、正面に見えている錆びた鉄塔の下にも明確な踏み跡が認められるためそのまま尾根を直進。しかし、最終的には鎖を使って林道(13時46分)に着地することになってしまい、やはりここは標識に従うべきだった。

その後も釜戸山入口(14時22分)~久須美山(260m。14時44分)と歩いていくが、下山気分でいたにもかかわらず、なかなか終わりが見えてこないので次第に気持ちが荒んでくる。ルートはゴルフ場や住宅地沿いに続いているため山歩きの雰囲気は希薄であり、永田山(277.5m。14時58分)を通過した先の標識(15時13分)には、尾根を外れて階段を下りていくように書いてある。

しかし、下りた先は普通の住宅地であり、その先のルートが不安だったため、ちょうど後ろを歩いていた二人連れに先行をお願いして彼らの後を付いていく。正直、なんでこんな街中の舗装道路を歩かなければならないのかと不満は募る一方だが、しばらく先の左手に多峯主山登山口を示す標識(15時22分)が立っていた。

疲れているのと気分が落ち込んでいるのとで状況は最悪であり、尾根を一つ越えたところ(15時43分)で予定外の大休止。まあ、時間的にはまだ余裕はあるので後はのんびり歩いていけばいいさと自分に言い聞かせ、再び緩やかな斜面を上り続けてようやく多峯主山(270.7m。16時6分)にたどり着く。

しばらくベンチに座って山頂からの見晴らしを楽しんだ後は、公園のように整備された敷地の中を疲れた足を引きずってトボトボ歩いていく。最後は緩やかではあるが長~い階段を上って16時40分に天覧山(195m)に到着すると、そこが長かった飯能アルプスの最終地点であり、たまたま居合わせたご老人に事情を話して一緒に“完歩”を祝ってもらった。

ということで、その先は飯能市内を歩いて17時8分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は26.8kmだったが、体力の衰えは想像以上であり、まあ、老化の影響もあるのだろうがそれ以上に日頃のトレーニング不足を痛感。日も伸びてきたことだし、どこまでやれるか自信はないが、出来るだけ機会を見つけて体力の維持に努めたいと思います。
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