谷倉山とセツブンソウ

今日は、妻と一緒に栃木市にある低い方の谷倉山を歩いてきた。

2週間前に軽いギックリ腰を再発させてしまい、しばらくの間、早朝散歩も含めて山歩きは控えていたのだが、チラホラ聞えてくる早春のニュースに誘われてリハビリ計画を策定。この山は6年前に大倉山からの周回で歩いているが、星野側から歩けば、ついでに「四季の森 星野」のセツブンソウも楽しめるということで、午前7時半頃に星野河川公園の駐車場に到着する。

身支度を整えて7時40分に出発。林道からのコースは倒木がヒドいらしいので、尾根コースを選択して7時47分に星宮神社に着くが、境内に登山口らしきものは見当たらない。仕方がないので神社の前の作業道から強引に尾根に取り付くことにするが、前回の山歩きで妻の“ヤブ耐性”が相当高いことは分っているので、道なき道を進むのに躊躇いはない。

尾根上の踏み跡も決して明瞭とは言い難いが、ヤブらしいヤブはほとんど無いのでむしろ快適といって良いくらい。一度だけ獣の気配を感じてビクッとしたが、向こうが道を譲ってくれたため正体は不明であり、逃げ足が静かだったのでイノシシではないだろうと考えているうちに465ピーク(9時11分)に着く。

そこから先にはきちんとした登山道が続いているが、6年前に歩いたときのような積雪は全く見られず、やっぱり今年は雪が少ないんだなあ。9時55分に着いた谷倉山(599.4m)の山頂には見覚えのある鉄塔が建っていたが、その北側の斜面では大規模な伐採が行われたようであり、大倉山までのルートがすっかり丸裸にされている。

そんな景色を眺めながらおにぎりとカップラーメンで空腹を満たし、10時32分に再出発。金網沿いに進もうとすると、そこからちょっと離れたところに立つ上部の欠けた樹木に山名板が掛けられているのを妻が発見し、う~ん、どうしてこんな目立たないところを選んだのだろう。

さて、地形図に破線で記されている登山道を離れる(10時59分)と踏み跡は再び不明瞭になるが、まあ、テープの類いはあるし、とにかく尾根伝いに下りていけば良いので迷うことはないだろう。凡天山見晴台(11時29分)の手前からは作業道を進むが、閉鎖されたキャンプ場(11時38分)の先で民家の軒先に出てしまい、恐縮しながら庭を横切らせて頂く。

ここから「四季の森 星野」までは集落内の道を歩いて行くが、庭に咲いているピンクの桃の花や黄色い福寿草がとてもキレイ。休館中の星野遺跡記念館(11時50分)付近は道がハッキリしないためちょっとウロウロしてしまったが、のんびり遺跡を見学した後、無事、目的地(12時8分)に到着。

先日、地元紙で取り上げられたばかりなのでもっと混雑しているかと思ったが、園内に人影はまばらであり、可愛らしいセツブンソウの群生をゆっくり見て回る。スマホで撮った写真はあまりパッとしない故、こんなときには上等なカメラが欲しくなるが、俺の腕でも使いこなせるのかなあ、と悩みながら12時29分に駐車場に戻ってくる。本日の総歩行距離はちょうど9kmだった。

ということで、たいして汗もかかなかったので恒例の日帰り入浴はパスして無事帰宅。幸いギックリ腰の症状が悪化することもなかったので、これにてリハビリ終了ということにしたいところだが、正直、現在の体力がどれくらい落ちているのか不明なため、一度、何処かあまり危なくないところで力試しをしてみる必要がありそうです。
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