ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

今日は、妻&娘と一緒に「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」を見てきた。

傑作「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年)」に続くスピンオフ第2弾ということで楽しみにしていた作品なのだが、意外にも全米での興行成績はいまひとつパッとしないらしい。しかし、我が家においてスター・ウォーズ・シリーズの新作を見ないという選択肢は考えられず、職人ロン・ハワードの手堅さを信じて映画館へ向う。

さて、ストーリーは、ルークたちと出会う前の若きハン・ソロの活躍(?)を描いており、メインになるのはトバイアス・ベケット率いる盗賊団の一味に加わってコアクシアムという超高価な燃料を手に入れようとするエピソード。娘が“西部劇みたい”と言っていたが、確かに列車強盗のシーンなんかは往年の大型西部劇の定番の一つだった。

まあ、主人公が主人公だけに「ローグ・ワン」に比べてずっと自由度が低い一方、ライトセイバーをはじめとするお馴染みのアイテムや帝国vs.反乱軍という構図を使用することが出来ないのは大きなハンデなんだろうが、チューバッカやミレニアム・ファルコン号との運命的な出会いをはじめ、伝説のケッセル・ランまで見せてもらえるのだから、これで文句を言ったら罰が当たる。

確かに、革命家のドロイドL3−37のような魅力的なキャラクターを死なせてしまうのは大変もったいない話であり、出来れば彼女のナビ・データを組込まれたファルコン号に意識を持たせ、彼女の声で喋らせてあげたいところだが、そうすると別の物語になってしまうので残念だけど諦めるしかないんだよね。

一方、ハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライクは、若かりし頃のハリソン・フォードに比べるとしっかりし過ぎているような印象だが、まあ、これがロン・ハワードの好みなんだろう。ちなみにWikipediaによると、彼の前任者だったフィル・ロード&クリス・ミラーは“「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」的新しさを目指していた”ようであり、う〜ん、一部だけで良いからこの「LEGO(R)ムービー(2014年)」コンビの撮ったハン・ソロも見てみたい。

ということで、突如復活を果たしたダース・モールをはじめ多くの謎を残したまま作品は幕を閉じてしまうのだが、事後学習によるとそういった伏線はスピンオフ第3弾の「ボバ・フェット」で解明される予定らしい。一部で本作の成績不振の影響を懸念する声もあるようだが、当該作品の監督にはあのジェームズ・マンゴールドが予定されているらしく、是非とも実現させて欲しいものです。