日の出平のミネザクラ

今日は、妻と一緒に日の出平のミネザクラを見に行ってきた。

昨年10月に沼原〜姥ヶ平〜日の出平のコースを歩いたときから楽しみにしていたのだが、先日、地元紙に日の出平のミネザクラが見頃を迎えた旨の記事が掲載されて好機到来。天気予報によるとちょっと風が強そうなのが心配だが、まあ、通い慣れた那須なら何とかなるだろうと考えながら、午前7時半頃に沼原の駐車場に到着する。

幸い風の方は大したことないが、思ったよりも気温が相当低いのでウインドブレーカーの下にペラペラダウンを着込んで7時45分に出発。いつもの近道を使って姥ヶ平へ向うルートに入るが、今日は“日ノ出平2.8km”の表示がある分岐(8時16分)を右手に入って、直接、日の出平を目指す。

昨年10月を含め、これまで2度ほど下りで使ったルートであるが、今回は花の時期に当たっているため、咲き始めたばかりのシロヤシオシャクナゲの花を眺めながらのんびり上って行く。周囲の靄が濃くなり、風に飛ばされた霧氷の欠片が頭上から降ってきたときにはちょっと心配になったが、天気は回復の兆しを見せており、畏敬池(9時22分。池の中に浮かんでいた白い物体はサンショウウオの卵らしい。)を過ぎる頃から青空が拡がり始める。

そして、傾斜が緩まるといよいよ本日のお目当てであるミネザクラとのご対面。昨夜の霧氷の影響で花が傷ついてしまったものも多く、最高のコンディションとは言い難いのだろうが、どこか無骨なイメージのあるミネザクラにはそれもまたお似合い。アカヤシオの華やかさとは一味違う野性的な魅力(?)を満喫させて頂いた。

さて、10時14分に着いた日ノ出平の標識のあるところで休憩を取り、コンビニで購入したおにぎりとカップ麺で空腹を満たす。青空の下、日差しはあるものの、気温はまだ低いためペラペラダウンは手放せず、う〜ん、霧氷が出来るくらいだから昨夜はよほど冷え込んだのだろうなあ。

再出発(10時40分)後は、気温の低いせいで一際くっきり見える茶臼岳を眺めながら南月山(1775.7m。11時9分)へ移動。当初の予定では、ここから姥ヶ平を経由して沼原の駐車場に戻るつもりだったが、せっかくここまで来たのだから白笹山経由で下山しようというのが妻の意見であり、白笹山からの下りが悪路である可能性をご理解頂いた上で彼女の意見に従うことにする。

さて、南月山からの下りで団体さんとすれ違った以外、人影がめっきり少なくなるため、クマ鈴を装着し、懐かしのアニソンを元気に歌いながら先に進む。しかし、白笹山(1719m。11時59分)からの下山路は記憶していたよりずっと歩きやすく、終盤にはようやく見頃を迎えつつある初々しいシロヤシオを楽しめるということで計画変更は大正解。13時37分に駐車場に戻ってくるが、本日の総歩行距離は9.8kmだった。

ということで、期待していたミネザクラのみならず、シロヤシオシャクナゲの花も楽しむことが出来て大満足。恒例の日帰り温泉は「板室健康のゆグリーングリーン」を初めて利用してみたが、多くの高齢者が利用しているにもかかわらず、洗い場と設置してあるドライヤーの数が少ないということで妻からの評価は散々でした。