妙義山で石門巡り

今日は、妻と一緒に群馬県妙義山で“石門巡り”を楽しんできた。

決して岩場は好きではないのだが、上信越自動車道を走っているときに目に入る妙義山の異様な姿には興味を惹かれずにいられない。まあ、妻と一緒では裏や表は到底無理だが、中間道なら何とかなるだろうと思い、「さくらの里」での花見を兼ねる予定で午前8時前に中之嶽神社の前にある広い駐車場に到着する。

さて、中間道コースとは、本来、妙義神社から中之嶽神社までの区間を指すのだが、あいにく第2見晴らし付近が通行禁止になっているらしく、今日は石門〜大砲岩〜中之嶽神社の周回でお茶を濁すつもり。7時57分に桜が満開の駐車場を出発すると、“名勝 石門群登山道”の看板(8時3分)の立っているところから登山道に入る。

最初の鎖場である“かにのこてしらべ”を経て第一石門〜第二石門と進んでいくのだが、第二石門通過後の長い鎖場の下りにちょっと手間取ったくらいで、正直、そんなに怖いところはない。通り抜けできない第三石門への往復を済ませた後、第四石門のすぐ手前にある石門広場(8時47分)のベンチに座って小休止。

ここまで北アルプスの岩場のようなスケール感には乏しいが、ユニークな姿の石柱が立ち並ぶ様はまさに奇観であり、確かに一見の価値はある。再出発(9時00分)後は本日の最終目的地である大砲岩を目指すが、最初の鎖場を下った先に出てくる岩場のトラバースがちょっとイヤらしい感じであり、妻に確認したところここまででもう十分というお返事。

仕方がないので、彼女をそこに待たせたまま大砲岩(9時11分)〜天狗の評定と巡り、怖そうなゆるぎ岩はパスさせていただいて再び合流。そこから石門広場まで引き返すと、中之嶽神社までは危険性皆無の快適な山道が続いており、見晴台(9時35分)から金剛山の荒々しい山容を眺めた後、轟岩の下に建つ中之嶽神社(9時56分)に着く。

その先の長い石段を下りてしまえば本日の山歩きは終了となるのだが、ここでちょっとしたアクシデントが発生。何と石段の下で山開きの儀式が始まってしまったのだ。仕方がないので石段の途中で待機し、セレモニーが終了したのを見届けてから無事下山。駐車場に着いたのは10時17分のことであり、本日の総歩行距離は3.4kmだった。

ということで、「もみじの湯」で汗を流した後は「さくらの里」で花見をする予定だったが、既に駐車場は満車のようであり、花より団子で下仁田町にある「一番」という食堂へ移動。ここのタンメンが評判らしいのだが、まあ、俺の味覚からすればいたって普通であり、妻の注文した下仁田カツ丼(=ソースカツ丼のソースを甘口の醤油に代えたもの)が一番美味しかったと思います。