ミツマタ見物を兼ねて鶏足山

今日は、妻と一緒に茂木町のミツマタ群生地から鶏足山へのコースを歩いてきた。

ここのミツマタ群生地に関する噂は色々聞いていたのだが、駐車場やそこまでの道路の狭さがネックとなってなかなか訪問できずにいた。そんなときに耳にしたのが、近くの「いい里さかがわ館」から送迎バスが運行されるというニュースであり、それならばということで午前9時前に県道1号線沿いにある「いい里さかがわ館」の駐車場に着く。

ちょうど始発のバスが出発するところだったが、その隣には2台目のマイクロバスがスタンバイ中であり、それに乗車して9時半頃に群生地の一番近くにある駐車場に到着する。ちなみに、一般の乗用車はそのかなり手前で進入禁止になってしまうので、バスを利用するのが一番楽チンらしい。

受付でミツマタ保全協力金@200円を支払い、パンフレットをもらって9時34分に歩き出す。するとほんの数分歩いただけで最初の目的地に着いてしまい、突如といった感じで左手一帯に黄色い花を付けたミツマタの群生地(9時37分)が出現。その規模は沢を挟んだ両斜面を覆い尽くしてしまう程であり、うん、これはちょっと凄いなあ。

群生地の中には少し泥濘んだ見学路が付けられており、そこを歩いて沢の南斜面から北斜面へとぐるっと周回できるようになっている。ミツマタの花はまだ満開のちょっと手前というところであり、完全に黄色くなっているものはそう多くないが、まあ、そんな清楚な雰囲気も悪くない。次に訪れるときは娘も一緒に連れてこようと思った。

さて、登山道に復帰(9時58分)するとミツマタの小規模な群生地が再び現れ、その先にある分岐(10時14分)を左に入ってまずは5年ぶりの再訪となる鶏足山を目指す。緩やかな斜面をしばらく上っていくと10時27分に尾根上の登山道に合流し、そこを左折して三角点(10時33分)〜見晴台(10時42分)。

標識上からではどちらが山頂なのかハッキリしないが、人気の点では後者が圧倒的であり、正直、喧しいったらありゃしない。しかし、眺めだけは悪くないので、春霞に包まれた山並みを楽しみながら持参したおにぎり等で空腹を癒やす。まあ、先週の難台山もそうだったけど、こんな人気の山で静けさを求める方が間違いなんだろうなあ。

その後も続々と登山者がやって来るので、休憩を早めに切り上げて10時58分に再出発。帰路は焼森山を経由して「さかがわ館」まで歩いて戻る予定であり、三角点(11時5分)〜焼森山(11時23分)〜こだま岩(11時34分)〜一の越(11時43分)〜上飯登山口(11時58分)と休まず歩いて、12時29分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は6.9kmだった。

ということで、バス賃代わりに「さかがわ館」で買い物をしてから「ゆったりランド市貝温泉健康保養センター」に車で移動して汗を流す。先週の吾国山〜難台山縦走の経験からか、今回、妻の足取りが5年前(=そのときは茨城県城里町から歩いた。)とは比べものにならないくらい軽快だったのが印象的であり、夏山シーズンまでこの状態を維持できるように配慮したいと思います。