吾国山〜難台山縦走

今日は、妻と一緒に茨城県にある吾国山から難台山への縦走コースを歩いてきた。

このコースはとても良く整備されているらしく、妻の体力作りに最適ということでいつか歩いてみようと思っていたのだが、ようやく日も長くなってきて好機到来。駐車場所等については「まっちゃんとバイクと栃木の山達」というブログの管理人さんのアイデアを丸々借用させていただき、午前6時半前に愛宕山の中腹にある愛宕山駐車場に到着する。

今日の本格的な(?)スタート地点は水戸線福原駅であり、まずはそこへ電車で向うべく、常磐線岩間駅を目指して6時35分に歩き出す。車を止めた愛宕山駐車場は縦走路の中途に位置するため、本来なら縦走の最後の下りになるところを最初に歩けてしまえるところがこのアイデアの利点であり、疲れ果てた姿で町中を歩かなくて済むのが有り難い。

さて、岩間駅には7時10分に到着するが、ちょうど良い電車が無かったために福原駅に着いたときには8時を過ぎていた。天気は期待したほどの快晴にはならなかったものの、まあ、雨の心配は無いだろうということで、トイレをお借りしてから8時14分に福原駅を出発。

事前学習のとおり道標は豊富に設置されており、それを頼りに石の鳥居(8時42分)を経て8時57分に吾国山登山道入口に着く。その先には見晴らしのない緩やかな山道が続いており、途中で舗装道路(9時14分)を横断し、カタクリ群生地を抜けて10時6分に吾国山(518.2m)。山頂には石垣に囲まれた立派なお社が建っていた。

着いたときには小山市からの団体さんで賑やかだったが、間もなく出発してくれたため、静かになった山頂で大休止。妻から“もう半分くらい歩いた?”と尋ねられるが、ここは正直に“まだ三分の一くらい”と答えて10時22分に再び歩き出す。その後しばらくは下りが続き、洗心館跡(10時41分)を通って10時50分に道祖神峠。

おそらくここから先の上りがこの縦走コース最大のヤマ場であり、真っ直ぐに付けられた幅広の登山道(=防火帯も兼ねているらしい。)は精神的にもかなりの負担。妻もちょっと苦しそうであるが、まあ、スローペースでも歩き続ければ最後は目的地にたどり着くものであり、すずらん群生地入口(11時32分)を越えて12時ちょうどに難台山(552.8m)到着。

広い山頂では大勢の登山者が休憩を取っていたが、間もなくそこにバスツアーの団体さんまで加わってまるで子どもの遠足のような大賑わい。さして景観等に優れている訳でもないのにねえと妻に愚痴をこぼすが、まあ、我々もわざわざ県外から来ているので文句は言えない。団体さんが出発する前にということで12時33分に再出発。

コースは終盤であるが、依然としてそれなりのアップダウンは続くのでなかなか楽はさせてもらえない。大福山(12時59分)の先の団子山(13時8分。431.8m)で休んでいるとバスツアーの団体さんに追い付かれてしまい、全員が通過するのを見届けてから団子石峠(13時24分)〜南山展望台(14時5分)。

ここで団体さんに混じって最後の休憩を取り、眼下に見えている愛宕山を目指して下っていくと14時34分にハイキングコース入口。そこから先は舗装道路を歩いて14時44分に駐車場まで戻ってくる。目の前にある神社の階段を上ったところが愛宕山だと妻に教えてあげたが、もう勘弁して欲しいとのお答えであり、結局、本日の総歩行距離(=駐車場から岩間駅までの区間を含む。)は16.2kmとなった。

ということで、先月利用した「ゆららの湯」が不評だったので、そのまま北関東自動車上三川ICまで引き返し、FKDの近くにある「ふくろう乃湯」で汗を流してから無事帰宅。妻にとっては久しぶりのロングコースだったが、何はともあれ最後まで歩き通すことが出来たのは大きな成果であり、今夏に予定している富士山にまた一歩近づいたと言って良いでしょう。