今日は、妻＆娘と一緒にDCエクステンデッド・ユニバース・シリーズの最新作である「ジャスティス・リーグ」を見てきた。
世界中のアメコミファンが待望していた作品であるが、このシリーズの牽引役だったザック・スナイダーの途中降板等、漏れ伝わってくる情報は不安なことばかり。一足先に公開された全米での興業成績も期待どおりとはいかなかったようだが、まあ、ここは自分の目で見て評価するしかないと覚悟して映画館へ向う。
さて、ストーリーは、スーパーマン亡き後の地球防衛のあり方に苦悩するバットマンの姿が描かれており、そんな彼が出した結論は、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュそしてサイボーグといったヒーローたちをメンバーとするジャスティス・リーグの結成。“マザーボックス”を求めて地球に現れた強敵ステッペンウルフに対し、チーム一丸となって戦いを挑む。
正直、マザーボックスの正体が何なのかいまだに分からないくらい荒削りな脚本なのだが、シリーズ初登場となるアクアマン等の出自に関する情報提供を大胆に省いて見せた決断は決して間違っておらず、細かいことは気にせずにやや暴走気味に突き進んでいくストーリーは見ていてとても心地が良い。
序盤で、本筋とは関係のないワンダーウーマンの活躍シーンを見せてくれたサービス精神も嬉しいし、深刻な雰囲気を和らげてくれるフラッシュ役のエズラ・ミラーのボケも効果的ということで、中盤まではとても楽しく拝見させて頂いたのだが、バットマンがマザーボックスを使ってスーパーマンを蘇らせようとするあたりで、ふと我に返る。
いや、スーパーマンの復活は当然のこととしても、ちょっと時期尚早だろうというのが正直な気持ちであり、これではジャスティス・リーグを結成した意味が無くなってしまうんじゃないのかなあ。まあ、最後は花を持たせてもらったものの、スーパーマンと他のメンバーとの力の差は歴然であり、う〜ん、今回くらいは彼抜きで勝利して欲しかった。
ということで、ストーリー的にはちょっと残念な部分もあったが、まあ、恐れていたような酷い出来にはなっておらず、これなら続編の計画がポシャるようなことも無いだろう。バットマンの最後のセリフからするとメンバーはもっと増えそうな雰囲気であり、本作でもチラッと顔を見せていたグリーン・ランタンの復帰もあるかもしれません。
