霊山

今日は、妻と一緒に福島県伊達市にある霊山を歩いてきた。

新日本百名山にも選ばれている人気の山であり、前々から一度歩いてみたいと思っていたのだが、自宅からかなり距離があるにもかかわらず、割とお手軽に歩けてしまえそうなところが最大の問題点。出来れば“車の運転時間≦山での歩行時間”となることが好ましいのだが、まあ、今回ばかりは如何ともしがたいなあと思いながら午前8時過ぎに登山口付近の駐車場に到着する。

身支度を整えて8時36分に歩き出す。観光地的な要素の強いこの山には数多くの“見どころ”が用意されているのだが、最初に出てくる鍛冶小屋岩(8時58分)を過ぎた先にあるのが宝寿台(9時7分)であり、本格的な(?)鉄の梯子を上ったところにある岩場からは安達太良山磐梯山の姿を望むことが出来る。

その先からルートはずっと平坦になり、幅の広い遊歩道をのんびりとしたペースで歩いて行く。“親不知子不知”といった恐ろしそうな名前の場所も出てくるが、頑丈な手すりが整備されているので心配は無用。霊山城跡(9時56分)には「義良親王霊山在御蹟碑」が建っていた。

そこから10分くらいの東物見岩(825m。10時6分)が霊山の“最高峰”になるらしいが、ピークというよりちょっとした岩場っていう感じの場所であり、ここでザックを下ろして本日最初の大休止。状態が良ければ海まで見渡せるらしいのだが、夏日になるという今日はモヤってしまっていて遠望は利かなかった。

さて、再出発後は蟻の戸渡り(10時43分)や弁天岩といった岩場がいくつか出てくるが、後者はルートが良く分からなかったので途中までで断念。行き止まりになっている大山祇神社跡(11時10分)まで歩いたところでUターンすると、11時52分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は6.1kmだった。

ということで、やはり少々物足りなかったという感は否めないものの、まあ、妻はそれなりに喜んでくれたようなので良しとしよう。下山後は駐車場の近くにある「りょうぜん紅彩館」で汗を流し、途中、「りょうぜん漬」なる漬け物をお土産に購入してから無事帰宅しました。