渋温泉旅行(第1日目)

今日は、家族で長野県にある渋温泉への一泊旅行に出掛ける日。

昨年、長野の松本市に転勤になった長男への慰問(?)を兼ねての家族旅行であるが、今回のメインに採用した企画は「地獄谷野猿公苑」での猿見物。宿泊場所の選択は妻に一任したのだが、以前、長男から教えてもらった「金具屋」という人気旅館にたまたま空きがあったらしく、そこに予約を入れてからいざ長野県へ。

さて、松本から長野駅まで出て来てもらった長男と首尾良く落ち合い、最初の見学地である善光寺へ向かう。俺と妻は2014年11月に訪れたばかりだが、娘は勿論、長野県民になって間もない長男も初めての訪問ということで、駐車場探しにちょっぴり手間取ったものの、山門見物〜お戒壇巡りと順調にノルマを果たす。

そうこうするうちに空腹を覚えるようになったので、史料館見学は省略して「北野屋本店」というそば屋で昼食にする。味は悪くなかったが、ソバの量はちょっと少な目だったようであり、店を出た後に近くの「藤田九衛門商店」に立ち寄って“鯉焼”を購入。ちなみに、娘はここで食べた“揚げ鯉焼”が今回の旅行中で一番美味しかったと言っていた。

その後、お土産等を物色しながら駐車場に戻り、ちょっと早いが宿泊場所の「金具屋」に向かう。HPで調べておいた川向こうの駐車場に車を止めてから旅館まで歩いて行ったが、やはりチェックイン(=午後3時から)には早かったようであり、ゲームのイベント絡みで数年前に訪れたことのある長男をガイド役にして温泉街見物でヒマ潰し。

正直、少々活気には乏しいが、階段を上った先にある渋高薬師にお参りしたり、足湯に入ったりしているうちに定刻になったので、改めて「金具屋」にチェックイン。早速、貸切風呂を利用してからのんびりしていると、妻が“外湯”に行きたいと言い出したので、子ども達を残して目の前にある「九番湯 渋大湯」へ。とても良いお湯だったので珍しく妻より長湯してしまった。

その後、九代目の若旦那自らが案内してくれる「館内文化財巡り」に参加し、昭和初期に建てられたという館内を見て回る。日本各地の建造物の“良いとこ取り”をしたという凝りに凝った装飾は、下手をすれば悪趣味とも取られかねないような華美な代物だったかもしれないのだが、それが80余年という年月を経ることによってちょうど良い具合に古びてくるものなんだなあ。

さて、ボリューム満点の夕食を食べた後、ライトアップされた外観を眺めるために建物の外へ出てみると、他の旅館に宿泊している観光客の皆さんも大勢集まって写真を撮っている。ついでなので、妻&娘と一緒に昼間はやっていなかった射的屋まで足を伸ばしてみたところ、娘は10発中4発命中という見事な戦果を収めることが出来た。

ということで、宿に戻った後は露天風呂に入って冷えた体を温め、布団の上でゴロゴロしているとだんだん眠くなってしまったのでそのまま就眠。古い建物ではあるが、室外の音もほとんど気になることはなく、翌朝までぐっすり眠ることが出来ました。