アド山

今日は、妻と一緒に佐野市にあるアド山を歩いてきた。

久しぶりに風の穏やかな晴天ということで、どこか雪のあるところでも歩いてこようかと考えていたのだが、妻の希望は“軽く歩けるところ”とのこと。仕方がないので、3秒で本日の個人的な目的を“佐野ラーメンを食べること”に切り替え、午前9時頃に登山口のある金蔵院の駐車場に到着する。

さて、身支度を調えてから9時2分に出発し、駐車場の左手に付けられた階段を使って簡単に尾根に乗る。すぐに“アド山城跡1.7K”の標識(9時4分)が立っているのでそのまま進んでいくが、間もなく立ち並ぶ墓石の先でイノシシ除け(?)のフェンスによって行く手を阻まれてしまう。

一度、左手の林道まで下りてフェンスの切れ目を探してみたが、どこまで行っても入口は見つからず、仕方がないので先程の標識のところまで引き返してみる。すると、そのすぐ上に“阿土山入口を開けたら帰り必らず閉めて下さい”と書かれた看板(9時14分)が立っているのを妻が発見し、そこに入ってようやく尾根に取り付くことが出来た。

後はこの尾根筋に付けられた明瞭な山道を歩いて行くだけであり、9時27分に枯れ葉の積もった最初の空堀の跡を横断。空堀はその後も2回ほど出てくる(9時37分、9時43分)が、それらを横切る度に傾斜はキツくなってくるようであり、次第に城に攻め入る雑兵の気持ちになって9時49分に阿土山(371m)城の制圧に成功する(?)。

山頂にはお手製のベンチが設けられており、今度は城主にでもなった気分で眼下の景色を楽しみながら大休止。天気予報どおり風は穏やかで日差しは温かいのだが、歩き出してからまだ1時間も経っていないため妻も余力十分のようであり、20分くらいで休憩を切り上げて下山(10時9分)に取り掛かる。

さて、再出発後すぐにロープ場が出てくるが、妻も慣れたものであり、迂回路を使うことも無く慎重にクリア。“もう少しガンバッテ”の看板(10時21分)を過ぎると山道は平坦になり、10時39分に“金蔵院駐車場へ至”の記載があるサブコース入口の分岐に着くが、この先にあるという大岩の展望台に立ち寄るためにとりあえずここを直進。

すると間もなく岩壁に行く手を阻まれるが、そこを右から巻いて上り返したところが大岩の展望台(10時44分)であり、何やら旗まで立っていたが、それほど標高は無いので石灰石の採掘場が良く見える程度。おそらく次のカガミ岩も似たようなものだろうということで、ここで踵を返して10時54分に先程の分岐まで戻ってくる。

今度はこの分岐を左に入って金蔵院を目指すのだが、多少のアップダウンはあるものの踏み跡は明瞭。しかし、金蔵院らしき建物が見えてきたところで尾根を外してしまったのがちょっとした失敗(?)であり、用水路の堀とイノシシ除けのフェンスのせいで目の前の駐車場に下りることが出来ない。

仕方がないので再びフェンスの切れ目を探してウロウロしていると、地面に黒いゴム状のものが敷かれている先で出口を発見することが出来、そこからフェンスを抜け出して11時31分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は4.4kmだった。

ということで、ここから佐野市内まで行くと遠回りになってしまうので、栃木市にある「栃木温泉 湯楽の里」に立ち寄って冷えた体を温める。本日のお目当てであるラーメン屋にはその近くにある「拉麺 かくだや」を選んでみたが、食べログの口コミ情報によると店主は佐野の「おぐらや」で修行した人らしく、場所は異なるものの、美味しい佐野ラーメンを頂くことが出来ました。