ゴーストバスターズ

今日は、妻&娘と一緒に32年ぶりにリブートされた「ゴーストバスターズ」を見てきた。

今年の夏休み映画は話題作が目白押しであり、なかでも娘が楽しみにしていたのがこの作品。オリジナルが公開されたのは彼女が生まれる10年くらい前のことなのだが、TVかビデオかで見た覚えがあるとのことなので改めての事前学習は不要。実を言うと俺の記憶も相当曖昧なのだが、まあ、そんなことが鑑賞上の支障になることはまず無いだろう。

さて、おかしな4人組がヘンテコな機械を装備してゴーストに立ち向かうという基本設定はオリジナルと一緒だが、4人のメンバーは全員女性と入れ替えられており、“女の友情”というテーマが比較的大きく取り上げられているところがミソ。女性が主人公の場合、恋愛話が重要なテーマの一つになるのが普通なんだろうが、本作はそんな“王道”には見向きもしない。

一応、本作にもイケメン男子は登場するのだが、頭の中は空っぽであり、彼に一目惚れしてしまった4人組の一人も“鑑賞用”としか考えていないため、真面目な恋愛話には発展しない。そして、それに代わって取り上げられているのが、昔風に表現するなら“婚期を逃したオールドミスたち”による女の友情であり、ゴーストに連れ去られそうになった仲間を命懸けで救出しようとするシーンでは、不覚にも(?)目頭を熱くしてしまった。

ということで、ボンクラなイケメン男子を演じているクリス・ヘムズワースは“地ではないか”と見紛うばかりの好演であり、正直、マイティ・ソーよりもずっと適役。オリジナル・メンバーのカメオ出演も面白いし、意外にアクションシーンも決まっているということで、続編を見るのがとても楽しみになりました。