日中線記念自転車歩行者道のしだれ桜

今日は、妻&娘と一緒に福島県へ花見に行ってきた。

当初の予定では“三春の滝桜”を見に行くつもりだったのだが、前日のネット情報によるとすでに“散り始め”だそうであり、急遽、第二候補の“日中線記念自転車歩行者道のしだれ桜”に予定変更。場所は喜多方市ということで、ついでに美味しいラーメンを食べてこようということになった。

さて、午前9時半過ぎに廃校のグラウンドを利用した臨時観光駐車場に着くと、満車一歩手前のところでギリギリ間に合ったらしく、あまり待たされることも無く駐車場の一番奥まったところに無事駐車。飲みかけのペットボトルをカバンに入れて、いざ、観光スタート。

駐車場のすぐ北側にあるのが日中線記念自転車歩行者道であり、1984年に廃線となった国鉄日中線の路線跡地を整備したもの。その道路沿いの約3kmに渡ってしだれ桜が植えられているのだが、それらが今まさに満開の時期を迎えており、我々を含む多くの花見客の目を楽しませてくれている。

植えられている本数は約1,000本に及ぶらしく、それなりに見応えはあるのだが、個々の桜の木自体は小ぶりなものばかりであり、ネット上で見かけた“壮大なスケールの桜並木”というキャッチフレーズには少々過大広告の疑いが残る。また、それ以上に残念だったのは沿道に屋台等の飲食設備が全く見当たらないことであり、お祭り気分は相当希薄。

まあ、そんなこともあって駐車場から旧松村駅北のバス停までという全体の約半分を歩いたところで花見を切り上げてしまい、臨時バスに乗って寺町角へ移動。聞くともなしに聞こえてきた車内での会話によると、その近くにある「あべ食堂」というラーメン屋さんが有名らしいので、そこへ行ってみることにする。

お店の前には数人の行列が出来ており、それに並んで順番を待っていると妻がこの店に見覚えがあると言い出したので、慌ててスマホでブログの過去記事を確認。すると、2011年7月に雄国沼へニッコウキスゲ見物に来た帰りに立ち寄っていたことが判明するが、まあ、娘は初めてなのでそのまま並んで美味しいラーメンを頂いた。

さて、食後はラーメン神社や造り酒屋、安勝寺等を歩いて見学しながら駐車場まで戻ってくるが、まだ時刻が早いので会津若松城に寄り道。市営駐車場は満車だったが、出る車も多いので意外にスムーズに駐車することが出来、公園の西側から入場すると周囲は満開の桜と宴会中の花見客とで一杯になっている。

こちらは普通のソメイヨシノなんだろうが、ちゃんと屋台のエリアも確保されていてお花見気分は満点。娘も以前来たことがあるので天守閣には上らなかったが、麟閣という茶室でお抹茶と薯蕷饅頭を頂いたり、石垣の上から天守閣を背景にした桜を眺めたりしながら楽しいひとときを過ごす。いや〜、やっぱりお花見はこうでなくっちゃね。

ということで、ラーメンが苦手だった娘も、最近は“月に一度くらいなら大丈夫”というくらいまで改善(?)してきており、今回の「あべ食堂」のラーメンもほぼ完食。さて、次は何処のラーメンに挑戦させてみましょうか。