劇団四季「アラジン」

今日は、妻&娘と一緒に劇団四季の「アラジン」を見に行ってきた。

娘からはかなり早い時期にリクエストが来ていたのだが、いつもながらの大人気でなかなか予約が取れず、我が家の劇団四季担当である(?)妻も相当対応に苦慮したらしい。昨年秋頃になって、ようやく半年先の夜の部のチケットが確保できた旨の報告を受けたときには、随分先のことだなあと思っていたのだが、いよいよその日が到来して、いざ、上京。

電通四季劇場[海]が入っているカレッタ汐留で娘と待合せをし、軽く夕食を取ってから劇場内に移動する。座席は1階の15列目であるが、やや強めの傾斜が付けられているおかげでステージを見るのに大きな支障は無い。夜の部ということでお子様の姿はほとんど見当たらず、ほぼ定刻(=午後5時30分)にステージの幕が上がる。

さて、ベースになっているディズニー映画は、子どもたちが小さかった頃に何度となく拝見しているので、まあ、新鮮味は薄いものの、日本語の歌詞がそう気にならない点はとても有り難い。猿のアブーの代わりにカシーム、オマール、バブカックという三人組を登場させることにより、ジニーが登場するまでの場をつなぐという作戦もなかなか巧妙。

そして、いよいよ真打ちのジニーが登場する第一幕終盤が本ステージ最大の見せ場。「フレンド・ライク・ミー」の愉快なメロディに乗って次から次へと繰り出される多様な出し物はまさに豪華絢爛であり、見ているだけでとても幸せな気持ちにしてくれる。正直、体格面で相当見劣りのする日本人版ジニーにこれほど魅せられるとは思ってもいなかった。

休憩後に始まった第二幕の見せ所は、勿論、空飛ぶ絨毯に乗ったアラジンとジャスミンのデュエットによる名曲「ホール・ニュー・ワールド」であり、スクリーンに映された大きな満月がいつのまにか青い地球へと変化する演出もお見事。エンディングが意外に地味なのがちょっぴり残念だったが、全体としてはとても楽しいステージであり、妻と娘も大満足の一日となった。

ということで、おととし見た「リトル・マーメイド」がかなり残念な出来だったので、今回もあまり期待していなかったのだが、そんな劇団四季に対する不信感を一気に吹き飛ばしてくれる快作。来月、公演予定の「コーラスライン」にもちょっぴり興味が湧いてきてしまったのだが、さて、どうしたもんでしょうかねえ。