ブロードウェイミュージカル シカゴ

今日は、妻&娘と一緒にシアターオーブで「ブロードウェイミュージカル シカゴ」を見てきた。

レニー・ゼルウィガーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズのコンビで映画化された「シカゴ(2002年)」は俺のお気に入りの一本であり、ブロードウェイ・キャストによる日本公演のニュースが飛び込んできたときには思わず大喜びしてしまったのだが、その後、主演のロキシー・ハートを演じるのがシャーロット・ケイト・フォックスであることを知って急に不安になる。

NHKの朝の連続ドラマはめったに見ないので、彼女に対しては何の思い入れも無いのだが、ブロードウェイでの経験が来日直前の約半月間だけというのが大きな心配の種であり、まあ、レニー・ゼルウィガーもミュージカルに関してはほとんど素人だったからと自分を励ましながら渋谷ヒカリエに到着。前回、風邪でドタキャンになってしまった娘とも今回は無事合流し、パエリアの昼食を済ませてから会場のシアターオーブへ。

さて、オープニングの“All That Jazz”はヴェルマ・ケリー(=演じているのはベテランのアムラ=フェイ・ライト)の唄なので心配ないが、次の“Funny Honey”がいよいよロキシー・ハートのソロ・ナンバー。祈るような気持ちで耳を傾けたのだが、幸いシャーロットの歌声はそれなりのレベルに達しており、それ以降はとりあえず安心してステージを楽しむことが出来る。

演出や振付けは映画版と少々異なっており、知らない曲もいくつかあったのだが、さすがに長期間にわたって上演し続けられた作品ということで、展開は流れるようにスムーズであり、安心して見ていられる。シャーロットの踊りが下手なので、ラストのロキシー&ヴェルマによるダンスがあまりはっちゃけなかったのは少々残念だが、娘の目にはそんなところが彼女の可愛らしさとして映るらしい。

まあ、役柄からしても、売れっ子だったヴェルマに対し、ロキシーの方は場末の二流ダンサーであり、歌や踊りが下手なのはいわば当たり前。この日もラストのダンスでシャーロットがステッキを落としてしまうというミス(=演出じゃないよね?)を犯していたのだが、それが許されてしまうのがロキシー役の利点なんだろう。

ということで、終了後ヒカリエ内でお茶を飲んでから娘とお別れ。今回の座席は2階席の最前列だったのだが、正直、左端の方なのでちょっぴり見辛かったかなあ。前回のように、もう1、2列後ろでも出来るだけ中央の席を確保した方が見やすいようなので、今後の参考にしたいと思います。