アントマン

今日は、妻と一緒にマーベル版アメコミ・ヒーロー映画の新作「アントマン」を見に行ってきた。

先週の「キングスマン(2014年)」は、(おそらくはその“お下品さ”の故に)妻のお気に召さなかったようであり、2週連続して似たようなアメコミ映画に付き合って頂くことに関しては少々の躊躇いが無きにしも非ず。しかし、予告編を見た限りでは本作の方が随分とマトモそうであり、脚本にエドガー・ライトの名前があるのがちょっぴり心配だが、まあ、何とかなるだろう。

さて、ストーリーは、一度人生をしくじった主人公がひょんなことからある天才科学者の目に止まり、体のサイズを自由に縮小することが出来るスーパー・ヒーローとして生まれ変わるという内容であり、コメディ仕立てにはなっているものの、「キングスマン」のような不道徳さはほとんど見当たらない。

まあ、巨大化ではなくて縮小化であるため、迫力という点では他のスーパー・ヒーロー物に比べて見劣りするのは否めないところだが、家族愛やマヌケな助っ人の存在といった他のヒーロー物には見られないほのぼの系の要素を適度にちりばめることによってそんな弱点を上手にカバー。様々な種類のアリを自由自在に操って敵と戦うというアイデアもとても面白かった。

また、製作段階からアベンジャーズ・シリーズへの参戦が決まっていたらしく、途中、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)」の主要キャラであるファルコンとの交戦シーンが見られる他、ラストのオマケシーンにはキャプテン・アメリカ自身も登場。来年予定されている「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」の公開が益々楽しみになってきた。

ということで、アベンジャーズばかりではなく、アントマン単独の続編も十分期待できるところであり、その際には男女ペアによるアントマン(?)の活躍が見られそう。おマヌケ助っ人トリオの起用については妻も歓迎していたところであり、次回作でも引き続きご活躍願いたいと思います。