ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

今日は、娘のリクエストにお応えして、家族で「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を見に行ってきた。

トム・クルーズ扮するイーサン・ハントが活躍する人気シリーズの5作目ということだが、俺がまともに見たことがあるのはブライアン・デ・パルマの名前に釣られて見に行った「ミッション・インポッシブル(1996年)」だけ。しかし、まあ、そんなことが理解の妨げになるような作品である筈はなく、娘サービスのつもりで映画館へ向かう。

さて、開始早々、何で国際通貨基金が出てくるのか分らずにちょっと混乱したものの、そんな疑問はあっという間に解消。極めて小規模な組織のため、IMF内の人間関係を理解するのも容易であり、あとは次から次へとテンポ良く展開していくストーリーに身を委ねていれば良い。まあ、このへんは脚本も兼ねているクリストファー・マッカリー監督のお手柄なんだろう。

ジェレミー・レナーのアクションシーンをほとんど見られないのがちょっぴり不満だったが、その穴は女スパイのイルサを演じているレベッカ・ファーガソンによって完璧に埋められており、アラサー女性による重量感のあるアクションシーンはなかなか魅力的。彼女なら、一回り年上のレイチェル・ワイズの後継者にピッタリなんじゃあなかろうか。

ということで、見終わってから娘が言っていたように“フツーに面白い作品”であり、まあ、ストーリーは一週間もすれば忘れてしまうかもしれないが、2時間を超える上映時間中、十分に楽しませて頂けたことだけは間違いない。また、CMに使われているシーンは本編のネタバレにはなっておらず、そんなところにも好感が持てる作品でした。