燕子花と紅白梅 〜光琳デザインの秘密〜

今日は、根津美術館で開催中の「燕子花と紅白梅 〜光琳デザインの秘密〜」を妻&娘と一緒に見に行ってきた。

今年は尾形光琳の300年忌に当たるらしく、それを記念して光琳の描いた「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」という2点の国宝がまとめて展示されるとのこと。めったにあることでは無いだろうし、まあ、見ておいて損は無いだろうということで、娘を誘ってみたところ快くOKを出して頂き、午前9時40分頃に新宿駅で落ち合う。

さて、日本画だけではちょっと物足らないだろうと思い、先に六本木ヒルズで開催中の「スター・ウォーズ展」に立ち寄ってみたのだが、今日が“スター・ウォーズの日”であることもあってもの凄い混雑ぶり。係員に尋ねてみたところ、入場するまでに4時間以上並ばなければならないらしく、あっさり諦めてタクシーで根津美術館に向かう。

こちらも歩道まで行列が伸びていたが、“50分待ち”なら仕方が無いということで、その最後尾に並ぶ。実際は30分くらいで入場できたと思うが、館内は満員という程では無く、ちょっと辛抱すれば最前列から2枚の国宝を鑑賞することも可能。本やテレビ等で何度も拝見していることもあり、新たな驚きは感じなかったが、他の作品に比べてもこの2作品の素晴らしさは群を抜いていると思った。

日本画以外にも仏像や古代中国の青銅器といった古美術品が展示されているが、勉強不足のためほとんどその良さが理解できない。ざっと一通り館内を見て回った後に庭園に出てみると、池のカキツバタが満開でとても綺麗。色といい姿といい「燕子花図屏風」にソックリであり、これが今日一番の驚きであった。

ということで、その後、青山通りのイタリアン・レストランで昼食を取り、青山ブックセンターとグラニースミスでアメコミとアップルパイのお土産を購入する。娘とは渋谷駅で別れて帰宅したが、途中、宇都宮駅前の餃子店に出来ている長い行列を見て思わず苦笑。おそらく、青山の住民はグラニースミスに並ぶ我々の姿を見て同じようなことを考えているのでしょう。