吾妻山〜鳴神山

今日は、群馬県桐生市にある鳴神山を吾妻山からのピストンで歩いてきた。

せっかくの平日の休みなので、かねてから憧れていた雪の北八ヶ岳あたりを狙っていたのだが、しぶとい低気圧が居座っているために標高の高いところは強風でNG。まあ、そんなときのためにキープしておいたのが今回のコースであり、おととしの年末、妻と一緒に吾妻山まで歩いたときから準備は出来ているということで、午前5時53分に吾妻公園の駐車場を出発する。

前回同様、多くの桐生市民の皆さんが朝の散歩を楽しんでいらっしゃる中、第一男坂(6時4分)〜トンビ岩(6時7分)〜第二男坂(6時16分)と歩いて、6時22分に吾妻山(481.2m)に到着。山頂のベンチでは常連さんらしい方々が楽しそうにお話しをされていたので、邪魔にならないようさっさと先に進む。

女山(6時29分)〜村松峠(6時39分)〜標高480m(6時50分)と歩いた先にある自然観察の森分岐(6時58分)までは前回と同じルートであり、そのときはここで下山するために分岐を左折したのだが、今回は直進。岡平(7時9分)付近では左手に伐採地が広がっており、素晴らしい見晴らしを楽しみながら、7時26分に大形山(681.6m)に着く。

これで鳴神山まで約半分というところであるが、ここから先は歩く人がずっと少なくなる雰囲気であり、枯れ葉が積もったままで滑りやすくなっているルートを金沢峠(7時36分)〜三峰山(7時55分。697m)と歩いて行く。花台沢ノ頭(8時12分。811.6m)に着くとようやく鳴神山の姿を視認出来るようになり、元気百倍。

一つ手前のピーク上の分岐を右に入り、明確な稜線を進んで行くと岩場の先でルートが消失してしまうが、わずかに戻ったところに巻き道があり、ここを左に入るとアッという間に肩の広場(8時48分)。オシャレなマフラーを巻いた狛犬にあいさつをし、最後の岩っぽい斜面をロープを使わずに上っていくと、8時52分に鳴神山の山頂(979.8m)に着くことが出来た。

平日ということで山頂には誰もおらず、360度の絶景を独り占め。春霞(?)のせいで遠くの山々は見えなかったが、親切な標識に従って赤城山武尊山日光白根山といったところを眺めながら、持参した菓子パンで飢えを満たす。本当はもっとユックリしたかったのだが、今日は気温が低いためじっとしていると寒さが身にしみるということで、9時8分に再出発。

復路は(吾妻山からの下山に女坂を利用する以外は)往路を引き返すだけであり、ジイサン4人組に意地悪をされてなかなか追い越させてもらえなかったり、標高480m地点で右ふくらはぎに痙攣を起こしたり、最後の吾妻公園で道を間違えたりといった些細なトラブルはあったものの、12時9分に駐車場まで戻って来る。ただし、意外に早かったとの印象どおり、総歩行距離は20.8kmという平凡な記録に止まった。

三峰山(9時56分)〜金沢峠(10時15分)〜大形山(10時28分)〜岡平(10時44分)〜標高480m(11時3分)〜村松峠(11時14分)〜女山(11時27分)〜吾妻山(11時34分)〜吾妻公園駐車場(12時9分)

ということで、帰宅して記録を整理しているときに気が付いたのだが、本日の所要時間は往路2時間59分、復路3時間1分で、山頂での休憩時間を除いた歩行時間は6時間ちょうど。別に時間合わせのために最後の吾妻公園で迷子になった訳ではないのだが、往路と復路で2分しか違わないというマシンのような正確さは、もはや特技と言っても過言ではないような気がします。