オルセー美術館展

今日は、妻と一緒に国立新美術館で開催中の「オルセー美術館印象派の誕生−描くことの自由−」を見に行ってきた。

お盆中の都内の美術館がどのくらい混むのか判らなかったが、午前10時の開館時刻から数分経過した頃に入場した会場は既に相当の混雑状態。これでは、全ての展示品を丁寧に見て回っていたのではとても体力が持たないということで、作者名と個人的な第一印象を判断基準に、最前列でじっくり鑑賞する作品とそうでない作品とを区別しながら見て回ることにした。

今回の一番の目玉であるマネの「笛を吹く少年」やミレーの「晩鐘」、それにモネの「サンーラザール駅」やドガの「バレエの舞台稽古」等は当然前者であり、我が家で人気の高いシスレーの風景画も同様。中でも「洪水の中の小舟、ポール=マルリー」を見ることが出来たのはとても嬉しかった。

一方、残念だったのは、実物を見られるのを楽しみにしていたカバネルの「ヴィーナスの誕生」であり、全体的に奥行きが感じられず、やたら薄っぺらな印象。これでは、パソコンのディスプレイ上や印刷された写真で見ているのと大差がないような気がしてしまった。

ということで、その後、表参道でグラニースミスのアップルパイ(=評判どおりとても美味しかったのだが、男の俺にはちょっと量が少なかった。)を食べてから銀座へ移動し、松屋で「くまのプーさん展」を鑑賞。ここで娘へのお土産を購入してから帰途につきました。