磐梯山は雨の中

今日は、妻と一緒に福島県磐梯山を歩いてきた。

この週末は梅雨の中休みになるということで、妻に山歩きの意向を尋ねたところ、あっさりOKが出た。折角なので、温泉地に近く、かつ、山頂からの景色の良いところをいろいろ見繕ってみた結果、出てきた答えは磐梯山。俺は、2010年10月に裏磐梯登山口からの火口壁ルートを歩いているが、一番距離の短い八方台登山口からなら妻でも大丈夫だろう。

さて、早めに自宅を出発し、磐越自動車道の猪苗代磐梯高原ICで下りると、行く手に聳える磐梯山の山頂は雲に隠れている。どうやら天気予報は悪い方にハズレたらしいが、八方台駐車場に着いた時点では時折小雨がパラつく程度であり、雨着の上下を身に付けて午前7時41分に出発。

最初は樹林帯の中の平坦な道を進んでいくのだが、中の湯(8時10分)を過ぎた頃から次第に傾斜が厳しくなってくる。急登という程ではないが、見晴らしの無い長い上り坂は精神的にも負担であり、しばらくすると所々で左手の視界が得られるようになるものの、小雨交じりのあいにくの天気のため何も見えない。

ようやく上りが一段落すると、お花畑分岐(9時16分)を右折して9時24分に弘法清水に到着。売店が営業中だったので、中に入って甘酒(@300円)を飲みながら今日初めての休憩を取るが、雨天のときに屋根の下で休めるというのは本当に助かるなあ。

9時40分に再出発し、狭くて急な上りのルートを進んでいくと30分ほどで磐梯山の山頂(1,816m。10時10分)に着く。ここからの猪苗代湖の絶景を妻に見せたくてこの山を選んだ訳であるが、少々風雨が強まった感のある今日の山頂はガスに包まれて眺望ゼロ。祠をバックに証拠写真を撮っただけで、さっさと弘法清水(10時38分)まで引き返してきた。

さて、今度は売店なめこ汁(@400円)を注文し、山頂で食べる予定だったおにぎり等を平らげながらゆっくり休憩。天気が良ければ、前回パスしてしまったお花畑経由で下山するつもりだったが、この天気ではそんな気持ちも失せてしまい、再出発(11時8分)後は来た道を引き返すだけ。お花畑分岐(11時15分)〜中の湯(12時18分)と歩いて、12時45分に駐車場まで戻ってきた。

ということで、時刻が早すぎたため、妻が選んだ某高級ホテルの日帰り温泉はまだ営業を開始しておらず、急遽、スマホで探したラビスパ裏磐梯という大衆リゾート施設(?)に場所を変更。しかし、我々のすぐ後に到着した団体客のおかげで浴室は満員状態になってしまい、汗を流したくらいで早々に引き上げることになってしまいました。