快晴の三本槍岳

今日は、妻と一緒に那須の三本槍岳を歩いてきた。

先週は強風のために峰の茶屋までで撤退ということになってしまったが、午前7時前に着いた今日の峠の茶屋駐車場は天気予報どおりの快晴。風はそれなりに吹いているものの、先週のような厳しさは感じられず、まあ、これなら大丈夫だろうということで、7時5分に駐車場を出発する。

今回の目的は、昨年8月に北温泉分岐までで挫折した妻の三本槍岳制覇の夢(?)を果たすことであり、スタミナ切れにならないよう、いつもどおりの“急がず休まず”のペースで歩いていくと、ちょっとした雪渓を横切って7時56分に峰の茶屋到着。ここで10分くらいの休憩を取った。

さて、小屋の付近は相変わらず風が強いが、先週の強風を体験している妻に怯む様子は見られない。2か所目の雪渓を通過した後、朝日の肩(8時39分)〜熊見曽根(8時50分)〜1900m峰(8時57分)〜清水平(9時12分)と休むことなく歩き続け、9時23分に着いた北温泉分岐のベンチに座って2度目の休憩タイム。いつの間にか空っぽになっていたGPSの電池をここで入れ換える。

前回は、この分岐を右折し、中の大倉尾根を下って北温泉に向かったのだが、今回は予定どおり三本槍岳を目指す。ちょっと前まで、背後に聳える旭岳(赤崩山)を三本槍岳だと思っていたらしい妻は、目の前のなだらかな山頂が目的地であることを知って元気百倍。心配していた泥濘の方もそれほど酷くはなく、10時2分に三本槍岳の山頂(1916.9m)に立つことが出来た。

天気は依然として快晴であり、昨年一人で歩いた流石山〜三倉山の向こうには雪に包まれたままの会津の山々がよく見える。本当なら、ここでのんびりしたかったところであるが、風の冷たさに耐えられず、20分くらい休んだだけで再出発。

俺としては、まだ時間もあるので、帰りがけに朝日岳にでも立ち寄りたかったところであるが、“一度登った山には二度と登らない”というのが妻のポリシー(?)らしく、それを尊重させて頂いて往路をそのまま引き返す。峰の茶屋で最後の休憩を取った後、13時21分に駐車場まで戻ってきた。

北温泉分岐(10時50分)〜1900m峰(11時26分)〜熊見曽根(11時34分)〜朝日の肩(11時46分)〜峰の茶屋(12時26分)〜峠の茶屋駐車場(13時21分)

ということで、三本槍岳制覇という妻の夢(=ノルマ?)を無事達成できたお祝いを兼ねて、今日の日帰り温泉大丸温泉旅館に決定。“川の湯”と呼ばれる露天風呂は、広々としていてとても良い気分であり、一部混浴ではあるものの、バスタオルのまま入れるのでさほど気を使う必要もない。ここでゆっくり汗を流した後、“つつじ吊橋”に立ち寄ってから帰途につきました。