今日は、お手頃なロングコースの第15弾ということで、佐野市の不動岳から岳ノ山までを歩いてきた。
不動岳へは地形図にある小屋橋付近から取り付くのが良いだろうと考え、“不動岳 小屋橋”をキーワードにしてググってみたところ、“高原山探訪”というサイトの管理人さんが2005年1月に歩かれたときの記録を発見。駐車場所もそちらを参考にさせて頂き、午前5時丁度に小屋橋下の駐車スペースを出発する。
橋を渡り、地形図に破線で記されたルートに入ってみると、上手い具合に民家の間を通り抜けて最初の目的地である354ピーク方面へと近付いていく。適当なところで急斜面を上って尾根上に出ると、そこには“NHKケーブル埋設”と表示された黄色のビニール杭が続いており、アンテナ(5時23分)を通過して、5時36分に354ピーク着。石の祠が2つお行儀良く並んでいた。
377.8ピーク(5時55分)の次が不動岳(378m。6時6分)。ここまでの起伏はとてもなだらかであり、少々物足りなく感じていたのだが、この先からようやく傾斜も増していき、6時24分に石尊山に着く。ここを右に曲がって浅間山(6時33分)まで往復するのが“お約束”らしく、それを忠実に果たして6時42分に石尊山まで戻ってくる。
この先、458ピーク(6時55分)、468ピーク(7時14分)を含む何度かのアップダウンを繰り返し、7時30分に唐沢山(555m)到着。次の576ピーク(7時49分)にあった石の祠には“榛名山”の文字が刻まれていたが、その北斜面ではアカヤシオが満開の状態であり、大岩(7時52分)を左から巻いて8時17分に林道に降り立つ。
地形図上で見ると楽に乗り越えられそうなのだが、実際は切り通しになっているため簡単には尾根に戻れない。試しにコンクリートの切れたところからよじ上ってみたが、敢えなく敗退し、“高原山探訪”に紹介されていたコンクリートの階段(8時20分)を使って尾根上に復帰。その少し先には石に彫られた仏様(8時25分)等が安置されていた。
しばらくすると、どこからともなく明確な登山道が現れ、それをたどって8時55分に大鳥屋山(693.1m)に着く。今日のコース上では唯一の“栃木百名山”であり、見晴らしは無いものの平坦な山頂はなかなか落ち着いた雰囲気。ここで今日初めての休憩を取るが、携帯が通じないため、自宅への経過報告は下山するまで出来なかった。
再出発後、下山道分岐(9時13分)〜624ピーク(9時26分)と快適な尾根歩きが続くが、山頂手前で急な岩場が出現。しかし、尾出山南東尾根で出会ったような脆弱な岩場とは違い、手掛かりはしっかりしているので、ここを力任せに上って9時49分に本日の最終目的地である岳ノ山(704m)に着いた。
さて、通常ならここから五丈の滝方面に下っていくのだが、事前学習によるとその先の林道は倒木で通行が困難らしい。山頂を少し下ったところで今日初めて出会った登山者の話でも、林道の通過に手こずったとのことであり、あらかじめGPSに入力しておいた尾根を直進するエスケープルートで下山することに決定。
9時57分に五丈の滝方面への分岐を直進して尾根筋をたどるが、そちらにも踏み跡が続いているのを見てホッと一安心。473ピーク(10時15分)の先にある右折ポイント(10時26分)にはテープの目印も付けられており、意を強くして先に進むと少々の薄い藪コギの末、無事、林道(10時35分)に出ることが出来た。
ということで、最後の単調な舗装道歩きも、周囲の春めいた雰囲気に救われてさほど苦には感じられない。今日は、ZEN Stoneを忘れてきてしまったため、最初からiPodを聴きながら歩いたのだが、藪っぽいところではヘッドフォンのケーブルが引っかかって結構大変。やはり低山歩きにはZEN Stoneが一番だなあと考えながら歩いていると、12時30分に駐車地まで戻ってきた。総歩行距離は24.2kmでした。