今日は、家族で「アナと雪の女王」を見に行ってきた。
“文化果つる街”宇都宮市の悲劇ということで、選択肢は「吹替え版3D」と「字幕版2D」の二つしか用意されていなかったのだが、やはり名曲“Let It Go”はオリジナルのイディナ・メンゼルの歌声で聴きたいという娘のリクエストにお応えし、後者で鑑賞することになった。
さて、アンデルセンの童話「雪の女王」をベースにしているというものの、ストーリーはエルサとアナという二人の王女の姉妹愛の話に大きく改変されており、雪の女王になってしまうのは傷心の姉エルサ。一方、彼女の救出(?)に向かう妹アナの方は、当初、そのあまりにも天真爛漫な性格が鼻に付いてしまうのだが、失恋を経験することによって人間的にも成長を遂げる。
大方の予想を裏切るラストも、前作「塔の上のラプンツェル(2010年)」の少々安易過ぎるハッピーエンドに比べればずっと良くアイデアが練られており、全く異論はない。クリストフは好感の持てる青年であるが、やはりプリンセスと真に結ばれるためにはドラゴンの一匹くらい倒さなければいけないのだろう。
ということで、ジョン・ラセターの参加もあり、ディズニーのアニメ部門がいま何度目かの黄金時代を迎えようとしているのは間違いのないところ。これだけのスピード感があれば、上映時間をもう少し長くしても問題はないと思うので、次回作では是非アッと驚くような大作に挑戦してもらいたいものです。