パシフィック・リム

今日は、久しぶりに家族全員揃って、ギレルモ・デル・トロ監督の「パシフィック・リム」を見に行ってきた。

デル・トロが怪獣v.s.巨大ロボの格闘映画を撮るらしいというニュースを聞いて以来、首を長くして公開を待っていた作品なのだが、それを帰省中の長男や娘と一緒に見られるというのは望外の幸せ。提案を拒否されたらどうしようか、ちょっと不安だったが、二人とも即決でOKを出していただき、めでたく家族4人で映画館へ。

さて、内容は正しく“怪獣v.s.巨大ロボの格闘映画”であり、それ以外の何ものでもない。パシフィック・リム側が、中国、ロシアの順で敗退し、オーストラリアの犠牲の下で日米同盟が勝利するという展開はちょっとアレだが、今まで、アニメや着ぐるみ等で散々目にしてきた怪獣v.s.巨大ロボの格闘シーンが、現実さながらの迫力と重厚感をもって目前で展開されるのを見るのは、“もう、それだけで何もいらない”状態であり、こんな気分になったのは、スピルバーグの「ジュラシック・パーク(1993年)」以来のことだろう。

“吹き替え版3D”と“字幕版2D”の選択しかなかったため、娘と相談した結果、前者を選択したのだが、引きの映像における3Dの効果はなかなか素晴らしく、重い3Dメガネもほとんど気にならない。一方、吹き替えの方は、ちょっとベタ過ぎる声優さんの配役が気になってしまい、これが大きな減点要素。少なくとも、森マコ役は菊地凛子本人にやらせるべきだったろう。

ということで、いつものようにMサイズのコーラを購入しての鑑賞だったのだが、エンドクレジットが始まったところでもまだ半分以上残っており、本編上映中、いかに映像に集中していたかを如実に物語っている。家族の評価も概ね良好だったが、当然、俺が一番興奮していたようでした。