探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

今日は、妻からのリクエストにお応えして、二人で「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」を見に行ってきた。

序盤で有力な容疑者の存在が提示されるものの、探偵の調査の矛先はなかなかそちらには向かわず、また、被害者と依頼人との関係に関しても、依頼者の極めて疑わしい説明を探偵があっさり信用してしまうため、見ていてちょっとだけイライラしてしまう。まあ、見終わってみれば、両方とも陳腐な設定で時間をもたせるための“工夫”であったことが良く分かるのだが、これって原作でも同じ扱いなのかなあ。

元々、ストーリーよりも、大泉洋演じる主人公のキャラを楽しむといった類の作品であり、その意味では大きな不満はないのだが、地方に押し付けられた原発という非常に興味深いテーマを持ち出したにもかかわらず、それが十分に活かされていないのが大変にもったいない。先日拝見した「リンカーン(2012年)」の奴隷制度廃止ではないが、橡脇代議士の原発廃止にかける“確信”の程をもって見せて欲しかった。

ということで、本編上映後、大泉洋による舞台挨拶の様子が上映されたのだが、早くも続編の製作が決定されたらしく、ファンとしては喜ばしい限り。「水曜どうでしょう」の新シリーズの方もどうぞよろしくお願いします。