アベンジャーズ

今日は、帰省中の長男も一緒に家族で「アベンジャーズ」を見てきた。

子どもの頃から梁山泊的な設定が大好きだったこともあり、「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)」でその制作予定を知って以来、俺は年甲斐も無く「アベンジャーズ」に夢中。アメリカでは5月に公開されて大ヒットを記録したというニュースに期待は膨らむばかりであり、先行上映の初日であるこの日、満を持して映画館に駆けつけた。

さて、シリーズ第1作目ということで、前半はアベンジャーズ結成に至るまでの紆余曲折が描かれており、正直、ここでの仲間割れ的なエピソードは見ていて少々退屈なのだが、フィル・コールソンの死(=この人は、このために存在していたのか!)を契機としてめでたく一致団結となってからは、それまでのモヤモヤを一気に吹き飛ばしてくれるような爽快さ。ハルクの大活躍は個人的に少々意外であったが、一番目立っていたのはやはりアイアンマンであった。

まあ、アベンジャーズの場合、メンバー間における能力差が大きいため、全員が同じ土俵で闘うようなシーンでは、どうしてもホークアイやブラック・ウィドウの分が悪くなってしまうという弱点があるのだが、残念ながら、本作でもそれが十分克服されていたとは言い難い。おそらく間違いなく制作されるであろう次回作では、メンバー間での“役割分担”にもう少し配慮する必要があるだろう。

ということで、もう一つの不満は、ハルク一人にボコボコにされてしまうロキをはじめ、敵方があまり強くなかったところ。今回は時間配分の都合上仕方なかったのだろうが、次では最初からアベンジャーズとのガチンコ勝負が可能なはずであり、トニー・スタークが思わず逃げ腰になるくらいの強力な敵キャラを用意していただきたいと思います。