帝釈天とスカイツリー

今日は、家族で柴又帝釈天スカイツリーの見物に行ってきた。

話の発端は、俺の実家の母親が“スカイツリーの実物を見たことがない”と言い出したことであり、まあ、それくらいならお安い御用と、以前から妻のリクエストに上がっていた柴又帝釈天を組み合わせたプランを家族に提示し、無事、了承を得ることが出来たという次第。

さて、車で自宅を出るときには雪という生憎のコンディションであったが、実家の母親をピックアップしたり、軽い食中毒(?)で一時帰省していた長男を彼のアパートに送り届けたりしているうちに天気は回復傾向に向かい、11時過ぎに最初の目的地である柴又に着いた頃には雨も上がっていた。京成柴又駅付近の駐車場に車を止めて、観光スタート!

両側にだんご屋や佃煮屋などが建ち並ぶ参道を歩いていくと、正面に帝釈天が見えてくる。参門の奥には“寅さんシリーズ”でお馴染みの境内が広がっており、思わず、竹箒を持った笠智衆が掃き掃除をしているイメージが甦ってくるが、“寅さん”を一本も見たことがない娘には何の感慨も無いらしく、ちょっと本堂にお邪魔しただけで早々に退散。

「とらや」で昼食をとり、「高木屋老舗」の草だんごと「船橋屋」のくず餅をお土産用に購入した後、京成柴又駅から電車で押上に向かう。前回(2010年11月)と同様、駅を出た先の橋の上からオープン間近のスカイツリーを眺めると、曇天のせいで天辺付近には靄がかかっていたが、まあ、これも一興。オープン後も当分混雑するだろうから、我が家があの上に上るのは相当先のことになりそうである。

ということで、その後、浅草まで足を伸ばして仲見世を冷やかしてから、再び電車に乗って柴又に戻り、あとは車で無事帰宅。実は、帝釈天のおみくじで珍しく大吉を引き当てた娘に、雷門の前で宝クジを買って貰ったのだが、さて、帝釈天のご利益は本当にあるのでしょうか。