サウンド・オブ・ミュージック

今日は、「午前十時の映画祭」の第二弾ということで、家族で「サウンド・オブ・ミュージック」を見てきた。

本作は、前回の「E.T.」とは異なり、ビデオやDVDでこれまで何度となく家族揃って鑑賞してきた作品。したがって、歌やストーリーは全員がほぼ完全に頭に入っている状態であるが、まあ、映画館のスクリーンで見る機会は今後もそう無いだろうということで、朝寝坊が趣味の娘も快く付き合ってくれた。

まあ、例によって内容は今さら説明するまでもないのだが、修道女見習いの家庭教師と母親に先立たれた子ども達との心温まる交流を描いた前半から、ちょっとした大人の恋の駆引きを経て、サスペンスたっぷりの国外脱出劇へと繋げる脚本はなかなか良く出来ており、数々の名曲の魅力を一層輝かせてくれている。

ということで、主演のジュリー・アンドリュースは本作公開当時30歳であり、幸い、修道女見習いとしての演技に大きな違和感はないものの、トラップ夫人になった途端、母親らしい貫禄がにじみ出てしまうのがちょっと気になるところ。しかし、本作における彼女の熱演ぶりには最大級の賛辞が送られて然るべきであり、おそらくファミリー映画としては最高傑作と言って良い作品だと思います。